素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

昨日から突然体が動き出す

2011年11月22日 | 日記
 マラソンが終わってからはジムでのランニングマシーンでの走りが今ひとつ調子が出ていなかった。疲れの自覚症状はないのだが、体の芯の部分に疲労がたまっているのかスピード、走行距離とも10月のようにはいけなかった。体の声に素直にしたがって無理のない程度におさめてきた。

 昨日も、4日ぶりのジムということで、時速6kmの歩きから入り、7,8,8.5,9と少しづつスピードを上げていったところ、体の状態がここ3週間とは全然違い、楽しい気分になってきた。これはいけるかなと15分過ぎた頃からスピードを思い切って時速10.5kmまで上げ、行けるところまで行ってやれという強気になった。

 30分までそのスピードを保つことができ、体からは「まだ行けるよ」と言ってきたので、10.8kmに引き上げてそのまま走り続けた。このスピードを保つのはマラソン前のベストの時でも経験がなかった。45分になっても、体からストップの指示がでない。「ひょっとしたら、60分10kmが出せるのでは」という計算を始めた。最初のローペースをカバーするためにはこのままではダメで、もう1回、ペースアップする必要がある。ここからの15分はきつい。あせって早くペースアップすると途中でダウンしてしまう。

 時速10.8kmで粘りにねばり、ラスト3分で時速11.5kmまで一気に引き上げ、ギリギリで60分10kmを達成した。「とりつかれたみたいに走ってましたね。ひっくり返らないかとヒヤヒヤしてました。」とスタッフの人から声をかけられた。「完全回復したみたいです」と苦笑するしかなかった。

 今日の日中は小さな用が細切れにあったので、夕食後に走ってみた。昨日の状態が一時的なものだったかどうかを確かめたかったからである。やはり昨日と同様、すこぶる体が軽い。ゆとりを持って40分走り続けることができた。もっといけると思ったが、ここは自重した。心身ともにマラソン前の状態にもどったことさえわかれば十分で、調子に乗りすぎると故障する。

 共済だよりに投稿していた北海道の82歳の方の座右の銘「諸器官は使わなければ衰える。使うと良くなる。使い過ぎると壊れる。」を思い出した。フランスの生物学者ルーによる“生物に関するルーの三原則”だそうだ。

コメント
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