知人から“中路融人展”のチケットをいただいたので、万葉文化館に行って来た。飛鳥園の写真展以来、明日香に縁が深くなったようである。
中路融人氏は1933年(昭和8)に京都で生まれた現代日本画壇を代表する画家である。湖国滋賀の風景を描いた作品が多いという印象を受けた。特に、伊吹山を描いた作品は格別よかった。また、美術学校を卒業した19歳頃の作品も出品されていた。まだ、入選・落選を繰り返していた頃で、若々しいタッチと色使いが印象的だった。1952年(昭和27)から2010年(平成22)までの85点の作品を一挙に観ると作風の変遷と底を流れる変わらぬものを感じることができた。
展望ロビーからの香久山と耳成山をバックにした明日香村の景色も1枚の絵であった。

また、玄関のある棟と展示室のある棟を結ぶ廊下の両側に、万葉集に詠われた花と歌の壁絵があったのを前回訪問した時は気に留めずに通り過ぎたが、今回は“椿”のところで立ち止まった。
中之島公会堂での歌が聴こえてきたのであった。歩いて5分ぐらいで飛鳥寺に行くことができるとボランティアガイドの人に聞いたので、次回の下見のつもりで外からだけ見てきた。岡寺・橘寺・聖林寺とのセットで飛鳥寺は考えている。
「いそがない いそがない」もこの2年間で学んだ知恵である。

展望ロビーからの香久山と耳成山をバックにした明日香村の景色も1枚の絵であった。

また、玄関のある棟と展示室のある棟を結ぶ廊下の両側に、万葉集に詠われた花と歌の壁絵があったのを前回訪問した時は気に留めずに通り過ぎたが、今回は“椿”のところで立ち止まった。

