今朝朝食を食べてから、まず出かけたのがあんの爪切りのために近くのホームセンターに向かった。
実はあんは私のいない間、ずっと爪は伸びっぱなし、それくらいなら良いのだけれど、なんと少し肥ってしまったのである、約400gぐらいである。
運動不足であることと母親のおやつのあげすぎが問題であるだろう。
でも、私が帰ってきたので散歩をしっかりとするから、たぶん、もとの体重ぐらいには戻るだろうとあまり心配していない。
ホームセンターに着き、トリミングのところに行くと、午後二時にならないと予約などがあり、爪を切れないとのことだった。
とりあえず、二時に予約をして、そのまま多摩川の河原に行った。
あんはとても嬉しそうに草むらの上をサクサクと歩き、クンクンもしていた。
のんびりとした優しい風景だと心は喜び、ゆっくりと辺りを見渡してから、瞳を閉じ、感謝の思いを祈りにした。
タンポポが何とも愛らしくて、どこもかしこも、誰も彼も、微笑んでいるように咲いていた。
私が草むらの上にゆっくりとしゃがみこむとあんも近づいてきて座った。
しばらく春の暖かな陽射しとその香りを楽しんでいた。
インドから帰って来て、寒い日が続いたが、今日は暖かでとても助かった。
毎年の桜咲くこの時期に桜をバックにあんの写真を撮る場所がある、そこの桜は今年もとても綺麗に咲いていて、私を喜ばしてくれた。
二時にまたホームセンターに行こうとミニのエンジンをかけたが、やはりバッテリーが上がっていた。
すぐに石坂に連絡して、充電器を借りてきて、今も充電中。
石坂の昼休みにホームセンターにあんと一緒に石坂の車で連れて行ってもらった、彼も買い物があったので助かった。
あんはまた爪切りの時、「ギャーギャー!!!」と吠えていた。
「ほんとうにすいません」とあんの爪を切ってくれたトリマーの女性に礼をしっかりと伝えた。
あんはもう何てことない澄ました顔をしていた。
帰ってからは、パソコンの上を片付けたり、洗面所のところに写真を飾ったり、マザーハウスでもらったマリア像などを飾ったりした。
もうすっかりカトリック信者の家らしくなってきた。
少しずつゆっくりとこの日本に心と身体を合わせていくのに、この桜咲く春はその優しさに満ちている。