2017年の上海カメラショーは、昨年に続きまったく収穫無し。お世話になっている大陸の会社のブース5社の老板(社長)に挨拶し、打ち合わせを3件済ませ早々に退散。上海のカメラショーは、どちらかというと撮影婚礼機材ショーだと思ってよい。足早に会場を周ると相変わらず、モデル風のネーチャンに集中砲火を浴びせていたオヤジカメラマンが目立つ。この光景は日本も同じだが、年齢層が高いのが上海の特徴。
オヤジの武器は、高級一眼レフ
一番元気が良かったのがSONYのブース
Nikonのブースは、なぜかイケメンのニーチャンが折り畳み椅子に座って、オヤジ達から集中砲火を浴びていた
一番の興味はSONYのα9だったので、展示ブースにあるそのボディを手に持ち、シャッターを切ると感動モノ。私は現在α7Ⅱを一台持っているのだが、その差は劇的だった。でも、私のメイン機材はFujiなので、毎年Fujiのブースで立ち止まりカメラを手に取るのだが、今年はGFX50Sボディとレンズが展示してあった。それを、手に取ろうとすると担当の女から拒否。ガラスケース内に展示してあるのであれば、私も手にしようとは思わないが、レンズとボディは、ただむき出しで置いてあるだけで、眺めるだけの展示だったようだ。昨年の上海カメラショーでも、X100Tの事で質問するも担当の女が自社のカメラを理解してないようで、早々と退散した苦い経験がある。どうも、上海では私とFujiの担当の女は相性が悪いようなので、日本に帰国してから六本木に行こうと思っている。一方、大陸の撮影機材会社はどうも行き詰まっているようで、まったく元気がない。その中でも一番元気が良いのは、やはりGodoxだった。その会社の社長と久しぶりに会って立ち話をしたが、AD200は結構売れているそうで喜んでいた。
大陸の機材製造会社に元気が無いのは、カメラの販売台数が落ちている理由もあるのだがろうが、すでにカメラの周辺機器もほとんど飽和状態になり、何処へ向かえば良いのか目標を見失っているように見える。それと、歳をとった老板(社長)が時代に追従出来てない人達が多く、未来の話をしても理解出来ない人達も多いのが現実。そりゃそうだろう、他社のコピーしか頭に無く撮影現場なんて見た事が無い人達が作る物は、そりゃ中途半端だもんね。
☆X100F