23時頃
メンテナンス後の入れ替え
一杯やって自宅に向かって歩いていると、シェアサイクルの入れ替えをやっていた。定期的に路上の自転車を回収し、メンテナンス後にまた歩道に並べている。最近は、このシェアサイクルもライバルが増え続け、今一体何社が競っているのかわからない混戦状態で、各社のカラーリングもほとんど7色出揃った感がある。何か一つ流行ると一斉に我も我もと同じ方向へ向かうのが大陸の伝統。
話は変わるがカメラの周辺機材を例にとると、一時期に中国の三脚メーカーがほとんど同じデザインで乱立した時期があり、その後ほとんど影を潜めた。そして、動画系周辺機材のメーカーが乱立したが、粗製乱造でこれも淘汰。次は何かというと、おそらく大型ストロボだろうと推測。デジカメの高感度性能が恐ろしく良くなったので、すでに大光量ストロボはあまり必要無くなってきている。そりゃ、スタジオなどでは耐久性や連続発光性能も含め大型ストロボは必然だろうが、それでも光量を相当落として使っているのが普通なので、さして大光量は必要ないと思ってよい。
大陸での話だが、昨年くらいまでは、2400Wクラスの大光量ストロボが相当数売れていたのだが、これは中国人のメンツの問題と何でも大きく値段が高い方が良いと思い込んでいる人達が多かったから。それが今年に入って、そんな大光量ストロボが必要ない事がやっとわかってきたのだ。ゆっくりジワリ大型ストロボメーカーの受難が訪れ、小型ストロボとLEDの波が押し寄せるかも知れないな。
日本では馴染みのないメーカーだが、数日前にイギリスの老舗ストロボBOWENS(ボーエンズ)が破産手続きに入ったというニュースを聞いた時には、あまり驚きもしなかった。これは、もう数年前から問題を抱えた会社だったからだ。理由は様々あるが、複合的な問題がすべて悪い方に重なったのと、時代の波に乗り遅れた結果だと私は思っている。Bowens去りマウントだけが残ったなんてのはちょっと寂しい。
日本で誰でも知っている老舗の会社が傾いた話は最近良く聞くが、時代の波に乗れない頑固な会社は気をつけた方がイイネ。