海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

久々に淮海路を歩いたら

2017-07-11 | 写真日記

ウインドウディスプレイ

 

淮海路で

 

久々に上海のメインストリートでもある淮海路を歩いて見ると、結構新鮮だった。淮海路は上海の中でも一番のブランド店が並ぶメインストリートなので、各ブランドもディスプレイに力を入れている。その大胆さは、もはや日本以上に凄く新鮮。昔は日本の企業の広告なども目立ったが、もはやその面影ほとんどなし。すべてでは無いが、広告写真家のギャラもおそらく日本より高いかも知れないし、一部であるが会社員の給料は大陸の会社の方が日系企業より高いとも思っている。日本では、中国のスマホブランドHUAWEI日本法人の大卒初任給が高くて話題になったようだが、私からすれば日本の企業の大卒初任給は先進国の中でもちょっと低すぎるとずっと思っていたのでこれは痛快だった。

日本の労働生産性は、毎年世界ランクで20位前後をうろついている。この数字だけではすべては語れないが、私がここ数年に個人的に経験し思った事は、日本の会社の中で決定権を持っているオヤジ達の時代錯誤と頭の硬さと決断力の無さに尽きると思っている。最近の事例だと、決定権を持っている幹部が表に出て来なく最後にその幹部に覆される事例や、何事も決定までに時間がかかり過ぎる事だ。そして、その決定権を持っている幹部が時代に追従してないので、今の世の中の人達が何を求めているのか理解してない事が最大の理由だろうな。日本に帰るとTV番組で日本の技術はすごいだろう番組を毎週やっていて、私も日本に帰るとよく観るのだが、それを日本だけで活かしていても生産性が伸びないのは日本という枠の中では限界があるからだ。

日本には他国では真似の出来ない良い物が沢山あるのだが、それを海外で活かすという発想は、決定権を持っている海外オンチのオヤジに阻害しているのかも知れないな。まぁ、古い体質の会社であればあるほど、上に物言える風通しの良い会社は少ないからね。社員は雇われている社内だけでは見えて来ないかも知れないが、それを一歩外から見ると異質に見える事が沢山ある。何事も、常に比べる座標軸を持って物事を見る事がとても大事だ。

☆日本全体に言える事は、今までの古い慣習など、すべての物をもう一度洗い直し、残すところは残し、未来の時代には合う方法や生き方を模索するべきだと私は思うな。日本の若者よ海外へ出ようぜ、人間は比べる物があって初めて新しい発見があるんだよ。今は中国の方が日本より面白いし、大陸の方が未来の予想図が見えるぞ。そして、外から日本を見るという視点を持とうぜ。

 

 

 

コメント
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