試作品の山に囲まれたLED電球Sh50Pro-V(完成品)
昨年の11月から開発が始まった撮影用LED電球は「Photonext 2017」で、ひっそりとデビューした。039ブランドの撮影用LED電球は春に許認可取得(PSEやBluetooth)も無事終わり、やっと製造ラインに乗せる事が出来た。試作品はボディのデザインも含め3Dプリントで数種類作りLED素子も数種類をテストし、最終的にはRA値95を超え色温度も含めすべての基準値を満たす商品となった。特にRA値のRA9とRA12も92を超える色再現を実現。
「Sh50Pro-S」は光量調整出来ない普通の電球タイプで、スマホのBluetoothを使い光量調整出来る「Sh-50Pro-V」を同時発売予定。型番のShは私の拠点Shanghaiの略で、50は50W、そしてProとあえて名付けたのは、トップのディフューザーが取り外し可能で、オプションの数種類のリフレクターに交換可能な事など、従来の電球の概念を超えた撮影用照明機材にした事がその理由。プロの写真家や色に対して厳しい目を持っている業種の人達にも十分満足してもらえる自信作だ。そして、E26という日本の標準ソケットで使えるので、何処でも誰でも簡単に使えるのが最大の利点。オプションのリフレクターなどは、追って秋頃に販売予定。
このLED50W電球はファンが内蔵されていて、理想的な冷却効果を発揮。また、異常加熱した場合は自動的に消灯するように設計してあるので、安心して使う事が出来る。ただ、密閉されたソフトボックスに入れる場合は、必ずLED専用ソフトボックス(熱が逃がせる工夫)など、穴あきタイプを使わないと熱が篭り自動消灯する場合があるので注意。
すでにiOSでは「Photographyled」アプリをダウンロード出来、またandroid用はgoogleplayで「Photographyled」をダウンロードすれば使える。スマホを使用してない人達は、光量調整出来ない「Sh50Pro-S」しか使えないのでご注意を。
☆販売開始は8月初旬を目指し、現在製造中。
☆このプロ用LED電球は、私と上海の代理店と深センのLED照明会社との3社合作。日本以外でも販売されるが、039ブランドのこの電球は日本の規格E26ソケットに対応しているのと、日本の厳しい安全基準(PSE)に合わせた商品なので製造コストが上がったがこれは仕方がない。なので、電球の中身は他国仕様の商品とはまったく違う。日本の安全規格はちょっと厳しすぎるよな。
☆Bluetooth搭載のLED電球「Sh50Pro-V」の販売は、今のところ日本のみの独占販売。