株式会社パワーランド社長のブログ

日々変化する内外の経営・経済・社会環境に対し、自分の意見を適宜適切に表明したい。もちろん社業の宣伝も行います。

株式会社パワーランド

2008年02月07日 | Weblog
5日の内閣府発表の「一人当たり県民所得」データーに思う

6日にはどの新聞にも「都道府県別一人あたり所得」が載っていました。東京が477万8千円で沖縄が202万1千円の由。これだけ見ると倍以上の格差があるように見えますが、これは個人の所得水準とは違います。企業所得が入っているのです。つまり消費生活実感とは全く異なるデーターなのです。

東京ではホームレスによく出会いますが、沖縄では、短期出張の性があったのかもしれませんが、出会いませんでした。また沖縄の不動産業者の方との会話の中では「そういえばこちらでは見ないね」とのことでしたから、私の直感が的外れとも思えません。 

この数字のからくりはおよそ次のようなものだと思います。
①1万人が居て、そのうち10人が20億円の所得を得、9990人が200万円の所得だとすると、一人当たりの平均所得が399万8千円になります。
次に、
②1千人が居て、そのうち10人が2000万円の所得を得、990人が220万円の所得だとすると、一人当たりの平均所得が237万8千円になります。

①が東京で②が沖縄のようなものとも言えます。東京に大企業の本社が集中しているのでこのような数字になったのだと思いますが、新聞の見出しだけを見ると、東京の人は豊かで沖縄の人は貧乏というふうに映ります。実態は、東京は少子社会でホームレスの数が多く、沖縄は多子社会でそれが見当たりません。今回の報道は、所得の多い企業の一都集中が変わっていなかったと理解するだけのことだと思います   

それはそれとして、私は今日も自分の頭の上のハエを追うことに専念  
コメント
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