木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

定家様 始める

2015年05月29日 | 書画記
仮名を稽古しようと
「書道いろは帖」を入手し始めましたがしっくりきません。
やはり古典に帰ろうと
「高野切第一種」を入手し稽古しましたが繊細すぎて馴染めずにいました。
そこへ、定家様です。
このヘタウマ感はなんでしょうか?
下手なのに漢字と仮名文字が不思議にしっくりきています。
テキストを探してみましたがまったく見つかりません。
定家様は何処で教えているのでしょうか?
と思いあぐねていたら、ついに見つけました。
藤原定家筆「古今和歌集」です。

これを臨書すればいいのです。

定家様のコツを解説した本はないのでしょうか?
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花籠

2015年05月28日 | 茶湯記
夏用の花入れとして花籠を入手しました。



マリモ草と鷹の羽ススキを入れて見ました。
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煤竹茶筅

2015年05月26日 | 茶湯記
今までお茶屋さんによくある白竹の茶筅で稽古してきましたが、
「表千家は煤竹の茶筅」と聞き及び、竹茗堂左文から入手しました。

この高山茶筅は、五百年前からつづく由緒ある伝統工芸品のようです。

見ただけでも美しい姿です。
茶筅は、みんな同じ形かと思っていたらさにあらず、
流派によって使用する材も形も全く異なります。
表千家は煤竹、裏千家は白竹、武者小路千家は紫竹です。
形も皆異なるので、「茶筅を見れば流派がわかる。」ということでしょう。
節なしの茶杓も入手しました。

濃い茶の時に使ってみようかなと思います。
これでやっと表千家流で茶を点てることができそうです。
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瓦板

2015年05月25日 | 茶湯記
風炉の敷板を探していましたところ
鉄風炉には瓦板でなければならないと聞き
瓦板を入手しました。

瓦板の主流は、織部焼のようです。
早速、風炉の下に敷いて完成です。

さらに風炉先屏風が必要なのですが、結構高価だし、
当面は屏風なしでもいいかなと思っています。
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清流無間断 拝見す

2015年05月24日 | 茶湯記
5月のお稽古での掛軸は、
「清流無間断」でした。

「清流間断無く、碧樹曾て凋まず」
(せいりゅうまだんなく、へきじゅかつてしぼまず)とは、
「活動するものは常に新鮮なり」という意味で、
「清流」と「碧樹」に「悟りに向かう心」が象徴されているそうです。
床柱には、籠に鉄線(てっせん)が掛けられています。

運びの重要性を再認識したので、運びの稽古も手抜きせずにがんばろう!
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利休の「わび」とはなにか 読す

2015年05月23日 | 読後記
利休の「わび」とはなにか     神津朝夫著   角川学芸出版刊

利休の茶のバイブルとされている「南方録」にはかなり捏造が含まれている
ことが丹念に述べられていますが、運び点前の重要性についての記述は
目から鱗でした。
運び点前は、台子点前の対極にあるわび茶の基本点前です。
台子点前が茶入・茶碗をはじめとする茶道具を台子や床にあらかじめ飾っておき、
その道具を使って茶を立てる点前であるのに対して、
運び点前はそうした茶道具を飾らず、
それらを持ち出すところから点前をはじめます。
すなわち、茶を点てることを主として、その為の手段にすぎない道具を従とする点前です。
運び点前は、無から初めて無に帰るということですね。
茶を立てる点前ばかり稽古して、運び点前は軽視していました・・・反省です!
利休は、藤原家隆の歌を常に口ずさんでいたそうです。
花をのみ待つらんひとに山里の雪間の草の春を見せばや
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山吹 咲き競う

2015年05月19日 | 園林記
木偶房の裏庭にヤマブキが咲き競っています。

前庭に植えたヤマブキの成長がイマイチなので、
美鈴園でヤマブキを買って植えたばかりなのに
なんといつの間にか裏庭に繁茂していました。
春雨に 匂へる色も あかなくに 香さえなつかし 山吹の花
前庭の花も次々と咲いています。
アジュガがやっと咲きました。

変わり花も咲いています。



楽しいな~
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軽井沢 夜行す

2015年05月18日 | 日日録
金曜日に仕事が終わってそのまま軽井沢に向かいました。
近い将来の軽井沢ライフの準備運動です。
新宿の職場から快速で東京駅に行き、「あさま」に乗り込みました。
軽井沢に到着したのは、21時48分です。

「あさま」は、疎らな乗客をのせて長野に向かっていきました。

駅前からタクシーで木偶房を目指します。タクシー料金は2700円でした。
軽井沢循環バスだと200円ですが、1日に5~6本しかなし深夜なので仕方ありません。
翌朝目覚めると、新緑の静かな雨です。

朝から和みます。
一人で軽井沢もいいですね。「金軽(きんかる)」が癖になりそう!
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薫風自南来 初風炉す

2015年05月17日 | 茶湯記
初風炉です。

掛け軸は、「薫風」です。

禅語の「薫風自南来」は、
「薫風の清涼さは、煩悩の抜け切った無心の境地を表す。」
という意味のようです。
そういえば、浅野内匠頭が辞世を詠んだのもこの季節です。
風さそう花よりもなほ我はまた春の名残をいかんとやせん
この歌を詠んだのは4月ですが、
禅語とは逆に「薫風への執着」に「無念さ」を感じます。
茶道雑誌の五月号も無事ゲットしました。

今月の特集で、五島慶太が背広に袴を付けて点前をしていました。大物!
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書の見方 読す

2015年05月12日 | 読後記
書の見方 日本の美と心を読む  名児揶 明著  角川学芸出版刊

奈良時代の三筆は、空海、橘逸勢、嵯峨天皇
平安時代の三跡は、小野道風、藤原佐理、藤原行成
室町時代の墨跡は、虚堂智愚、無準師範、圜悟克勤
桃山時代の三筆は、本阿弥光悦、近衛信尹、松花堂昭乗
です。
仮名の最高峰は、「高野切れ」第一種です。
その造形美はゆるぎない精神性に裏付けられた古典屈指の仮名美です。
私が今稽古している仮名もこれです。
が、この本を一読して、「定家様」に興味を持ちました。
本の中でも定家様に惹かれるのは、その独自の造形美もありますが、
その親しみやすさ、わかりやすさ、スタイルの判別しやすさにあると
指摘されています。
定家様の特徴は、線の細太の差が大きいこと、字形の横画がいつも平行で
普通の字に見える右肩上がりがないこと、
仮名はあまり連綿がないことなどです。
是だけでは稽古できないので、
アマゾンでテキストを探しましたが見つかりません。
どうしたらいいのでしょう?
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