ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ をみました。
原題は「欲望の値段」でから、登場人物そのものに偏った邦題です。
ル・コルビュジェが語り手で、アイリーンのE1027が舞台です。
建築学科の学生の頃、神の言葉のように思っていた
「建築は住むための機械である」と言うコルビュジェの命題に対し
「建築は人を包み込む殻よ」と言い切るアイリーンに思わず拍手です。
身体的な想像力で空間を創造する彼女の姿が強く印象に残りました。
彼女の創作する家具にも優しいモダニズムがあふれています。
小学校教師が女性の職業になっているように、
21世紀の建築家はきっと女性の職業になる予感がします。
その方がいいと思います。