木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

セストセンソ 賞味す

2011年10月31日 | 日日録
文化祭の帰りに銀座に出ました。
丁度、有楽町マリオンにルミネが開店したばかりなので
寄って見ようとしましたが、混雑していたので諦めました。



とはいえ、せっかく銀座に寄ったので、食事をしました。
銀座三越の「セストセンソ」に行きました。
山本秀正シェフの第1号店です。
コースにしましたが、アンティパスト(前菜)とパスタとデザートがセットになっています。
それぞれ選べるのですが、パスタがペンネとかラヴィオリとか形によって選べるのが面白いですね。
いづれも、独立した料理として味わえて、姿が美しい上、
超美味でした。味の輪郭が明快です。



これは、デザートの写真です。

大満足で、帰りました。
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女子美祭 訪問す

2011年10月30日 | 日日録
夫婦で女子美祭に行ってきました。



娘が附属高校から在学していて、毎年行っていたので今年も行きました。
ここは、近頃めずらしい自由に溢れた学校です。
学校行事も生徒の自由な企画を重視して進めているようで、
こちらも見ていて楽しくなります。

この校風のもとは、建学の志にあるようです。
明治33年(1900年)に「芸術による女性に自立」を目指して
学校をつくったといいますが、当時としては途方もない企てだと思います。
女性が自立する手段として和裁や洋裁を習うなら分かりますが、
もっともお金にならない芸術で自立しようというのですから、
発想が時代を突き抜けています。
逆にこの突き抜けた精神が、結果として幾多の女性芸術家を生み出すことになった
というのも分かる気がします。

ちなみに、女子の美術大学は、世界中に2校しかないそうです。
もう1校は、アメリカのフィラデルフィアにあるムーア美術大学だそうです。
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個人美術館の愉しみ 読す

2011年10月30日 | 読後記
個人美術館の愉しみ  赤瀬川原平  光文社新書

著者自身が訪問した45の個人美術館が紹介されています。
個人美術館というのは、作家やコレクターの情熱の結実として
存在していると強く感じました。
私が訪問したことがあるのは僅か5館でしたが、
この本をガイドにいつかは全館を訪問してみたいと思いました。

特に、行きたいと思ったのは、
まず、愛知県美浜町の杉本美術館です。
杉本健吉の「僕はずいぶんウソを描いています。」という言葉が気に入りました。
この人の絵を見てみたいと思います。
次に、群馬県桐生市の大川美術館です。
ここには松本竣介の絵があったからです。
どちらの絵も現実と幻想の狭間にあって、それこそが絵だと思うからです。

という訳で、私は小出楢重の絵も好きです。
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ハロウィン・フェア 散策す

2011年10月28日 | 日日録
軽井沢プリンス・ショッピング・プラザは、ハロウィン・フェアです。



昼間は大変な人出なので、我が家は夕方から出かけます。
夕方5時過ぎると、混み合っていながらも駐車できるようになるからです。
ただ、すぐ夜になってしまうのが欠点です。
その日は、特に軽井沢名物の深い霧で
ショッピング・プラザは、幻想的な雰囲気に包まれました。



肝心のお買い物は、うちの奥さんが靴を一足買っただけでした。

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ムーゼの森 散策す

2011年10月27日 | 日日録
塩沢のムーゼの森を散策しました。
始めに、絵本の森美術館にいきました。



テレビでおなじみのポール・スミザーの「ピクチャレスク・ガーデン」は、
秋も深まり枯れ草のガーデンになっていました。
次回は花も盛りの頃に来てみようと思います。

展示館は二つありますが、
第一展示館は、内容空疎でカビ臭いばかりでした。
第二展示館は、カビ臭さもなく上質の原画が展示されており楽しめました。
良かったのはここだけです。



第二展示館は、外観も面白いのですが、傾斜した外壁の汚れを見ると
建物の形状が風土の合わないことは一目瞭然です。
雨が当たる壁は真っ黒です。
この建物の形は、砂漠にあるべきもので、モンスーンのものではないということですね。

帰りに、向かいのエルツおもちゃ博物館のプリン専門店で
抹茶と胡麻のプリンを買って帰りました。



これは、美味でした。
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薪ストーブ 大活躍す

2011年10月26日 | 日日録
軽井沢の秋が深まるにつれて薪ストーブが大活躍です。
小型の薪ストーブですが、結構温かです。
ストーブの煙道に温度計がついており、ストーブ屋さんから
200度を目安に燃やしてくださいと言われていました。
確かに100度だとたいして暖かくありませんが、
200度になると、ストーブの表面から熱線(輻射熱)がでて
とても暖かくなります。



ストーブつけてよかった。
炎も不思議です。いつまで見てても飽きません。



私が小学生の頃、教室の暖房はダルマストーブでした。
授業が始まる前、ストーブの廻りに集まっていたのを思い出します。
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トラットリア ロゼッタ 賞味す

2011年10月25日 | 日日録
塩沢通りの「トラットリア ロゼッタ」でランチしました。
こじんまりした佇まいのお店です。



通りからちょっと入ったところにあるので知る人ぞ知るといった場所です。

パスタ(私はいつでも、ボンゴレビアンコ)を食べましたが、
アサリがたくさん入っていておいしかったです。
パスタ+デザート+コーヒーとしましたが、そのデザートが逸品でした。



値段も手頃で、大変満足しました。

ところで、同じ塩沢交差点そばの洋食屋「ル タン ザンシャン」が店じまいしてしまいました。
ここの洋食もリーズナブルな価格でおいしかったのに残念です。

こういうお店が生き延びてこその軽井沢だと思うのですが・・・・


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散歩道 紅葉す

2011年10月24日 | 日日録
朝、犬と歩く散歩路も紅葉真っ盛りとなりました。
1本の木でも黄色から赤へのグラデーションを楽しめます。
すばらしい!



ふと気づくと、異形の植物が生えています。
マムシグサというそうですが、
名前も見た目も毒々しいだけでなく、本当に毒があるそうです。



美しかろうと、毒々しかろうと、秋が来ます。

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「窓」の思想史 読す

2011年10月23日 | 読後記
窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論  浜本隆志著 筑摩選書

対立図式として
発信型文化=垂直志向=ヨーロッパ
受信型文化=水平志向=日本

という枠組を設定し、様々な事象の断片を寄せ集めて論じていて
面白く読みました。

特に、
鐘の鳴らし方についての比較は興味深いと思いました。
ヨーロッパは、鐘楼。
鐘に舌があって、鐘を動かすワイヤーを舌に引っ張ると、
「梃子の原理」により鐘自体が半回転し、その反動で舌の部分が
鐘に当たり音を出す仕組みで垂直方向の動作ですが、
日本は、鐘付き堂で、水平方向の動作です。

又、
ファシズム建築の思想の章で、二人の人物に触れてます。
イタリアのムッソリーニは、モダニズム建築を好みましたが、
ドイツのヒットラーは、新古典主義建築を好んだと言うことです。
結局、イデオロギーと建築は全く関係ないということです。
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夏の家 訪問す

2011年10月20日 | 作事記
塩沢湖のタイアセンで
アントニン・レーモンドの「夏の家」を見てきました。

南が丘に立っていたそうですが、
当時の写真では木が1本もない荒野で、今からは全く想像できない景色です。
こんなところに良く家を建てたものだと思います。
建物のシルエットは当時と変わっていませんが、
当時は、1メートル程度のコンクリートの基壇の上に立っていたそうで、
写真で見ると当時の方が圧倒的に素晴らしいです。今は地面にへばりついてしまいました。



内部に有名な斜路があり写真撮影もできるのですが、写真のインターネットへの掲載が禁じられています。
どうして禁止するのでしょうか。
斜路を上ると小さな仕事部屋(スタジオ)があるのですが、
この小さな部屋に来るためだけにどうしてこんな大げさな斜路が必要なのか分かりません。
それが建築というものなのでしょう。



確かにこのバタフライ形の屋根のシルエットは美しいと思いました。
今はやりのゲリラ豪雨が来たらすぐ雨漏りですけど・・・美しい。

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