広重の浮世絵 風景画と景観デザイン
萩島 哲著 九州大学出版会刊
広重は、そのまま描いては絵にならない生活景を「絵になる景観」とするために
絵画的な7つの操作を行っている。
1実景描写 実際の対象を忠実に描写する。
2俯瞰化 実際の視点場より視点の位置を高くして実景を描く。
3移動配置 実際の対象を異なる位置に移動して配置する。
4デフォルメ 実際の対象よりも大きく描いたり、形を際立たせる。
5スケールダウン 実際の対象よりも小さく描く。
6削除 実際に存在する対象を描かない。
7付加 実際に存在しない対象を付け加える。
作品中の視高を測定すると1.6mから10mまでの値をとり平均値は3.8mとなっている。
このように、普通の目の高さより約2倍の高さから見ることが、
平凡な風景の中に非日常性を持たせる効果を発揮している。
この視高を上げて俯瞰する手法には、いたく感心しました。
萩島 哲著 九州大学出版会刊
広重は、そのまま描いては絵にならない生活景を「絵になる景観」とするために
絵画的な7つの操作を行っている。
1実景描写 実際の対象を忠実に描写する。
2俯瞰化 実際の視点場より視点の位置を高くして実景を描く。
3移動配置 実際の対象を異なる位置に移動して配置する。
4デフォルメ 実際の対象よりも大きく描いたり、形を際立たせる。
5スケールダウン 実際の対象よりも小さく描く。
6削除 実際に存在する対象を描かない。
7付加 実際に存在しない対象を付け加える。
作品中の視高を測定すると1.6mから10mまでの値をとり平均値は3.8mとなっている。
このように、普通の目の高さより約2倍の高さから見ることが、
平凡な風景の中に非日常性を持たせる効果を発揮している。
この視高を上げて俯瞰する手法には、いたく感心しました。