木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

ピエール・ボナール展

2018年11月30日 | 書画記
会社帰りの金曜日
国立新美術館に立ち寄り「ピエール・ボナール展」を見ました。
夕闇に賑わう六本木から少し横に入ると

チケット売り場に行列があります。
少し並びましたが無事入場しました。

結構見に来ています。
オルセー美術館のボナール・コレクションが一挙来日!
約30点は初来日!
ですから。
あまり見たことのないボナールの風景画が新鮮でした。
あまりボナールらしくない「冬の日」という絵に
「時間の静止」を感じでしばらく立ち止まってしまいました。
良い時間でした。
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浮雲遊子意

2018年11月26日 | 茶湯記
「浮雲遊子意」

田辺小竹の筆です。
この言葉は、李白の「友人を送る」の一節です。
浮雲遊子意 落日故人情
(ふうんゆうしのい らくじつこじんのじょう)
島崎藤村が、千曲川旅情の歌でこの一節を引用しています。
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
この掛け軸は
透明の八橋庵で空を見上げた風情です。
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ヴィラモウラ 誕生会

2018年11月25日 | 日日録
ヴィラモウラ銀座で家族の誕生会です。
家族の誕生日が11月と12月なので毎年まとめてやります。
今回はポルトガル料理にして見ました、
お店は有楽町の泰明小学校の前にありました。

前菜は

メインはカタブラーナ

スイーツは

料理を楽しみ
ポルトガルワインを楽しみ
サプライズ・プレートを楽しみ
満足です。
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フルトシ ランチ

2018年11月24日 | 日日録
久しぶりに東銀座のフルトシでランチしました。
14時がラストオーダーなのですが、5分前に入店しぎりぎりセーフでした。

店内は、なんと99%が女性客です。
さすが女性は、美味しいランチに敏感です。
前菜ビュッフェは

フルトシ風に幾何学的に並べて見ました。
メインは、豚肉を選びました。

デザートは

美味しいものを食べると心が癒されますね。
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能苑逍遥(中)能という演劇を歩く

2018年11月21日 | 読後記
能苑逍遥(中) 能と言う演劇を歩く  天野文雄著  大阪大学出版会

平家物語に取材した能に亡霊として現れるシテは
実在人物です。
伊勢物語に取材した能に亡霊として現れるシテも
実在人物です。
が、源氏物語に取材した能に亡霊として現れるシテは、
物語中の人物が亡霊となっているのでいささか不可解です。
ところが、当時は源氏物語の登場人物は、実在人物に準拠していたので
不可解ではないのです。
桐壺院は醍醐天皇、朱雀院は朱雀天皇、光源氏は源高明に準拠していました。

「伊勢物語」に記された在原業平の数々の女人遍歴は、実は菩薩が衆生済度のため
仮に業平としてこの世に現れて行った菩薩行だったのです。
業平の本地は極楽世界の歌舞の菩薩であり、三千七百人もの女性と契りを結んだのは、
彼女たちを皆仏果に至らしめんとしたためなのです。
これが能「杜若」の「衆生済度の我」なのです。

・・・面白い話もいくつかありました。
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フェルメール展

2018年11月20日 | 日日録
11時入場の予約チケットを持って森の美術館の前にやってくると
大きな看板が見えて来ました。

入り口からすでに長蛇の列です。

最後尾に並んで入場を待ちます。
長蛇の列でも案外早く入場できました。
入場時間別チケット制は案外効果があるようです。
会場内も大混雑ですがなんとかフェルメールにたどり着きました。
同時代の風俗画を見た後、フェルメールの風俗画にたどり着いて見ると
光の質が全く異なることに気づきます。
これは・・・神の光です。
以前・・・この光を見たことがあります。
ピエロ・デラ・フランチェスカの光です。
ジョルジョ・モランディの光です。
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まるごと南会津観光PRフェア

2018年11月20日 | 日日録
谷中から上野公園に来てみると博物館前の広場で
まるごと南会津観光PRフェアが開かれていました。

結構な人だかりです。

舞台では4体のゆるキャラがパフォーマンスを繰り広げています。

南会津だけでこれだけいるということは、
日本中に一体何体のゆるキャラがいるのでしょう?
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立原道造 墓参

2018年11月19日 | 日日録
11時から上野の森の美術館でフェルメール展を予約していたので、
その前に、かねてから行きたいとと思っていた立原道造の墓参りをしました。
日暮里で下車して谷中霊園のもみじ坂から桜並木を抜けて行きます。
通りを抜けきったところに多宝院があります。

真言宗豊山派のお寺でした。・・・我が家と同じ宗派です。
中に入って行くと・・・立原道造墓所と記された矢印の案内板が現れました。

奥へ入って行くと突き当たりに立原と刻まれた墓石が現れました。
ここが立原道造の墓所です。

立原道造は、詩と建築を残して
昭和14年3月29日に24歳でこの世を去りました。
彼を忘れられない人たちが
・・・浦和の別所沼公園に「ヒヤシンスハウス」を復元し、
・・・信濃追分に「小さな小屋」を復元しています。
私も還暦を過ぎてしまいましたが・・・忘れられずに墓参りです。
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能苑逍遥(上) 世阿弥を歩く

2018年11月18日 | 読後記
能苑逍遥(上) 世阿弥を歩く   天野文雄著  大阪大学出版会

今では世阿弥は「ゼアミ」だと誰もが信じているが、
戦前までは「セアミ」が普通でした。

世阿弥は「向去却来」を「コウコキャクライ」と読んでいました。
「却来花」は「キャクライカ」、「却来風」は「キャクライフウ」
と読んで良いことになります。

「風姿花伝」は「風」の書であり、「花鏡」こそが「自力」の書です。
「風」とは「継承されるべき先人の芸」、「自力」とは「その役者自身の創意」という意味です。

「風姿花伝」とは、「風をえて、心より心に伝える花」です。

・・・これこそこの世のすべての芸術の真髄を語る言葉ですね。
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栗蒸羊羹

2018年11月16日 | 茶湯記
今日の和菓子教室は、「栗蒸羊羹とくるみ大福」です。
栗蒸羊羹は、竹の皮で舟形を作り羊羹の生地を流し込んで蒸したものです。
くるみ大福は、求肥に炒ったくるみを加えつぶあんを包み込んだものです。

くるみ大福のくるみが実に香ばしい味わいです。
今日から秋冬コースがスタートしたのですが、
男の生徒が私を含めて四人となったのでちょっと嬉しい。
春夏コースでは男は私だけでしたから・・・
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