木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

みやこ旅74 根本中堂

2019年04月30日 | 一見記
延暦寺の総本堂である根本中堂にたどり着きました。

あいにく平成の大改修の真っ最中です。

本堂の銅板葺きと回廊のとち葺きを葺き直します。
工期は、2016年(平成28年)から10年間の予定です。

根本中堂は、仏様のいる内陣を土間として
参拝者のいる中陣や外陣より3m低くする事によって
仏様と参拝者の目が同じ高さになるように設計されています。
このように仏様と参拝者の視線の高さを一致させることで、
「誰もが仏様になることができる。」という
法華一乗の思想を表しています。
普通は仏様を見上げますから根本的な違いです。
これは、法華経の究極の思想
「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」
への第一歩です。
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みやこ旅73 比叡山延暦寺

2019年04月29日 | 一見記
ケーブル延暦寺に着きました。
駅舎の脇が展望台になっていて、琵琶湖が一望できます。

素晴らしい!
少し歩いて行くと延暦寺の入り口です。

延暦寺の全貌を示す看板があります。

このお寺は、788年に伝教大師最澄が創建して以来1230年の歴史があります。
このお山は三つの地域に分かれています。
東塔(とうどう)地域 根本中堂がある延暦寺の中心となる地域
西塔(さいとう)地域 釈迦堂のある静寂な地域
横川(よかわ)地域  慈覚大師円仁によって開かれた地域

ここは東塔地域です。
各地域はシャトルバスで移動できます。
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みやこ旅72 坂本ケーブル

2019年04月28日 | 一見記
ケーブル坂本駅からケーブルカーで比叡山延暦寺を目指します。

しばらく待つとケーブルカーがやってきました。
30分間隔で運行しています。

このケーブルカーは全長2025mで、日本一長いケーブルカーです。
比叡山までの所要時間は11分です。
杉木立ちの中をしばらくいくと視界が開けてきました。

遠くに琵琶湖が見え隠れしています。
いよいよケーブル延暦寺駅に到着です。
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能鑑賞二百一番

2019年04月27日 | 読後記
能鑑賞二百一番       金子直樹著     淡交社刊

能の二百一曲がアイウエオ順に並べられ、
ストーリーと鑑賞のポイントが解説されています。
アの「葵上」から始まりロの「籠太鼓」で終わります。
この二百一曲で
人生の悲喜劇の全てが尽くされているうようも思われます。

舞だけでもこれだけあります。
序の舞     女性や老人の役が静かに舞う
真の序の舞   老体の神などが荘重に舞う
中の舞     美女や狂女など様々な役が舞う
天女の舞    天女役が爽やかに舞う
男舞      武士などが力強く舞う
早舞      貴族や成仏した女の霊が楽しげに舞う
神舞      男体の神が颯爽と舞う
急の舞     もっとも急なテンポで舞う   
破の舞     序の舞などの後に短く舞う
楽(がく)   唐人や仙人がテンポよく舞う
神楽(かぐら) 巫女や女体の神が優美に舞う
羯鼓(かっこ) 遊芸者が羯鼓を撥で打ちながら舞う
獅子(しし)  獅子または芸能の獅子舞を勇壮に舞う

能は楽しみが尽きないかも・・・
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みやこ旅71 比叡山坂本

2019年04月26日 | 一見記
久方ぶりの「みやこ旅」です。
湖西線の「比叡山坂本」に向かいます。

ここは比叡山の琵琶湖側にある「石積みのある門前町」です。

坂道の右手に生源寺というお寺が現れました。

傳教大師(最澄)の誕生のお寺です。
明智光秀の幟も立っています。
そういえば、
坂本城は明智光秀のお城で、来年の大河ドラマは明智光秀です。
しばらく坂を登ると駅の案内板通りに石積みが現れてきました。

ケーブル坂本駅を目指して登って行きます。
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能のデザイン図展

2019年04月24日 | 読後記
能のデザイン図展       中森晶三著    東方出版刊

能の面、扇、装束について 神・男・女・狂・鬼の順に
全て写真で解説されています。
さらに作り物や小物についても解説されていて
この一冊で能の全てが一目でわかるような構成です。

梨子打烏帽子は左折れが源氏、右折れが平家と決まっている。
ただし観世は自分からの右左、宝生は相手からの右左だから丁度逆になる。

装束は、色相で二大別される。
紅(色と読む)の入っている装束を「紅入り(いろいり)」と称し
紅を全く使用していない装束を「紅なし(いろなし)」と称する。

能を楽しむためには、かなり膨大な知識が必要なようです。
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春粧まんじゅう

2019年04月20日 | 茶湯記
和菓子教室に通い始めてちょうど1年になります。
今回は、春粧まんじゅう です。

まんまるふっくらと仕上がり上出来です。
これが私の卒業制作となりました。
毎月欠かさず通い続けた自分を褒めてやりたい心境です。
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チャイコフスキー 交響曲第4番

2019年04月19日 | 日日録
東京フィルハーモニーの定期演奏会です。
会場は、サントリーホール

出し物は

ウィルトンの戴冠式行進曲「王冠」
モーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
チャイコフスキー の交響曲第4番 です。
指揮は、アンドレア・バッティストーニ
ピアノは、小山実稚恵です。
チャイコフスキー がすごかった!
超高速超大音響のチャイコフスキー で
今まで聞いたことのないものでした。
これを日本芸能の能と歌舞伎に例えると
完全に歌舞伎です。
あまりの迫力に最後は微笑んでしまい、とうとう大拍手です。
スッキリしました!
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建築への教え 第14句

2019年04月16日 | 作事記
建築は、ある一つの理念によって始まり導かれます。

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建築への教え 第13句

2019年04月14日 | 作事記
空間プランニングとは、機能的要求に配慮しつつ 空間を配列し組織化することです。
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