8月は茶の稽古も夏休みだったので1ヶ月ぶりのお稽古です。
「平常心是道」
宋の趙州和尚とその師南泉禅師の問答です。
趙州問う「如何なるか是道」
南泉曰く「平常心是道」
江岑棚に天目茶碗がのっているので何故かなと思ったら
9月13日は表千家七代如心斎の「天然忌」なので
お稽古でも供茶(くちゃ)を行うとのことでした。
「お茶湯」を供えました。
天目茶碗に湯を入れお茶を落とすのみで茶筅で攪拌せずにお供えします。
茶花も天然忌は「芙蓉」と決まっているそうです、
ちなみに利休忌は「菜の花」です。
7代如心斎という人は、表千家「中興の祖」と呼ばれていて、
江戸時代に「家元制度」や「七事式」を発明し
茶道を飛躍的に発展させた人のようです。
「平常心是道」
宋の趙州和尚とその師南泉禅師の問答です。
趙州問う「如何なるか是道」
南泉曰く「平常心是道」
江岑棚に天目茶碗がのっているので何故かなと思ったら
9月13日は表千家七代如心斎の「天然忌」なので
お稽古でも供茶(くちゃ)を行うとのことでした。
「お茶湯」を供えました。
天目茶碗に湯を入れお茶を落とすのみで茶筅で攪拌せずにお供えします。
茶花も天然忌は「芙蓉」と決まっているそうです、
ちなみに利休忌は「菜の花」です。
7代如心斎という人は、表千家「中興の祖」と呼ばれていて、
江戸時代に「家元制度」や「七事式」を発明し
茶道を飛躍的に発展させた人のようです。
紫式部日記 山本淳子現代語訳 角川学芸出版刊
日記は、中宮彰子の出産から始まります。
定子から彰子に後宮の権力が移行しようとしている時期に重なります。
ファッションについての詳細な記述にみられるように、
客観的なスタンスで書かれています。それにしても、
彰子のサロンは才芸女房の宝庫です。紫式部に和泉式部、
伊勢大輔に赤染衛門と、この時代を画する女性を全て集めた感があります。
こうしたルネサンス期のウルビーノ宮廷を彷彿とさせる文化サロンが
西洋よりも400年前に日本に存在したというのはまさに驚異です。
同僚の和泉式部についても語っています。
「ちょっと感心できない点があるのですが、
それでも日常で手紙を走り書きする即興の中に文才がある人で、
何気ない言葉も香気を放つのがみえるようです。歌は本当に見事です。」
源氏物語の作者として「好き者」と言われて怒っているところが面白いです。
日記は、中宮彰子の出産から始まります。
定子から彰子に後宮の権力が移行しようとしている時期に重なります。
ファッションについての詳細な記述にみられるように、
客観的なスタンスで書かれています。それにしても、
彰子のサロンは才芸女房の宝庫です。紫式部に和泉式部、
伊勢大輔に赤染衛門と、この時代を画する女性を全て集めた感があります。
こうしたルネサンス期のウルビーノ宮廷を彷彿とさせる文化サロンが
西洋よりも400年前に日本に存在したというのはまさに驚異です。
同僚の和泉式部についても語っています。
「ちょっと感心できない点があるのですが、
それでも日常で手紙を走り書きする即興の中に文才がある人で、
何気ない言葉も香気を放つのがみえるようです。歌は本当に見事です。」
源氏物語の作者として「好き者」と言われて怒っているところが面白いです。
和泉式部日記 近藤みゆき現代語訳 KADOKAWA刊
和泉式部には、二人の夫(橘道貞、藤原保昌)と
二人の愛人(為尊親王、敦道親王)がいましたが、
この日記は3人目の敦道親王との愛の日記です。
和泉式部は敦道親王が死んだ後、藤原道長の誘いで、中宮彰子に出仕します。
一条天皇の時代は、古代日本文化が頂点に辿り着いた時期で、
赤染衛門、伊勢大輔、紫式部、清少納言と才媛に事欠きません。
「蜻蛉日記」の藤原道綱母もそうでしたが、
和泉式部も自立した精神の持ち主ですね。
自分の目で見て、自分の心で感じ、自分の頭で考える。
歌を送れば、返歌の切り口の面白いこと・・・こちらの脳髄に快感物質が放出されます。
敦道親王もそこのところで和泉式部にのめり込んでしまったのでしょうね。
日本の紀元千年はまさに女性の時代ですが、紀元二千年の今もまさに女性の時代です。
女性万歳です! 次は紫式部日記に挑戦します。
和泉式部には、二人の夫(橘道貞、藤原保昌)と
二人の愛人(為尊親王、敦道親王)がいましたが、
この日記は3人目の敦道親王との愛の日記です。
和泉式部は敦道親王が死んだ後、藤原道長の誘いで、中宮彰子に出仕します。
一条天皇の時代は、古代日本文化が頂点に辿り着いた時期で、
赤染衛門、伊勢大輔、紫式部、清少納言と才媛に事欠きません。
「蜻蛉日記」の藤原道綱母もそうでしたが、
和泉式部も自立した精神の持ち主ですね。
自分の目で見て、自分の心で感じ、自分の頭で考える。
歌を送れば、返歌の切り口の面白いこと・・・こちらの脳髄に快感物質が放出されます。
敦道親王もそこのところで和泉式部にのめり込んでしまったのでしょうね。
日本の紀元千年はまさに女性の時代ですが、紀元二千年の今もまさに女性の時代です。
女性万歳です! 次は紫式部日記に挑戦します。