木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

剛山 風炉先屏風

2015年07月28日 | 茶湯記
風炉先屏風を入手しました。

ついに揃った感じ!
大徳寺の松永剛山(まつながごうざん)の筆による水墨山水が描かれています。
といっても薄墨で山が描かれているだけです。

花押もあります。

この方は、細川家菩提寺の高桐院の住職で、久田流有栖川系茶道の家元でもあります。
そのためか、インターネットで検索すると墨跡が多く流通しているようです。
・・・ただの山かと思いきや、風炉先にしつらえてみると、
点前座から遠望する山の悠然とした気が漂ってきます。
不思議です!
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自分でmakeover 2 台所床張る

2015年07月26日 | 作事記
台所の床の長尺塩ビシートが老朽化著しく
いくら拭いても薄汚れた感じだし、
足にベタベタついて気持ちが悪い
と家人がしきりに言うので、自分でmakeoverしました。

ダイケンの「JHカラーフロア JH-301」を
2ケース(2坪分)だけ、ジョイフル本田で買ってきました。
ついでにフローリングを切断するための丸ノコも買いました。
午前中は台所の片付けに費やしてしまい、夕方やっと張り上がりました。

床下収納庫のフタも同材の取り替えましたが、
目地が少しずれてしまいました。

奥の洗濯機の下の床は、次回の仕事としました。
今日は猛暑日で、汗ダクダクです。
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文月の庭 2

2015年07月25日 | 園林記
花には虫がつきものです。

ユウスゲも咲いています。

何と! 茎にはアブラムシがびっしりついています。

これでもかというほど,殺虫剤をかけまくりました。
ヤマアジサイも花盛りです。

春から秋まで花が咲き続けるようにしたいのですが、まだまだです。
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竹取物語 伊勢物語 読す

2015年07月23日 | 読後記
現代語訳  竹取物語 伊勢物語    田辺聖子訳    岩波書店刊

童話「かぐや姫」は読んだことがありましたが、「竹取物語」は
初めてでした。
「かぐや姫」がこんなに聞く耳持たない高飛車な女だったとは
・・・魅力的です。
「伊勢物語」は、二度目ですがあいかわらず面白いです。
少女
春日野の若紫のすり衣 しのぶのみだれかぎり知られず
貴女
月やあらぬ春やむかしの春ならぬ わが身ひとつはもとの身にして
熟女
百年に一年たらぬつくも髪 われを恋うらしおもかげに身ゆ
あらゆる女性を愛し尽くして・・・
ついにゆく道とはかねて聞きしかど きのう今日とは思はざりしを
大往生です。
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発地市庭 工事進む

2015年07月21日 | 日日録
気になって発地市庭の工事現場に行ってみました。
駐車場部分から建物部分に工事が移っているようです。

道路に面して完成予定図が掲げられています。

設計は、宮本忠長建築設計事務所です。

「小布施のまちづくり」で名を馳せた事務所です。
中軽井沢駅の「くつかけテラス」もここの設計だったようです。
軽井沢は「小布施」を目指すのでしょうか?
私は反対です。むしろもっと極端な現代建築を持ってくるべきでしょう。
もともと不毛の荒野だった所に、荒野慣れしたイギリス人の宣教師が
やって来て「気候が素晴らしい。」と発見したのが今日の軽井沢を生んだわけですから
江戸時代の宿場町の町並みなどを懐かしがらずに、思い切り外タレ建築家などを起用すべきでしょう。
裏露地に入るとヴォーリズの建物が何気なく建っているというのが
軽井沢でしょう!
今話題のザッハ・ハディドにでも設計を頼んだ方が軽井沢らしいというものです。
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茶室予定地 変更す

2015年07月20日 | 作事記
茶室風東屋の構想を語ったところ、
予定地に関して猛反対があり別の場所に変更しました。
ここです

ここは、丸太を八橋風に転がして周囲に花菖蒲などを植え込んでいる一画です。
ここに茶室を設けると、八橋を渡って席入する感じになるので
それはそれで面白いかなと思いますが・・・
ここに茶室を建立する為には玉切りして積んである丸太を薪にして
別の場所に移さなければなりません。

別の場所に移すには、新たに薪置き場を作らなければなりません。
この連鎖を全て解決しなければ、待望の茶室に辿り着くことができません。
最低1年はかかりそうです。
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白雲抱幽石 拝見す

2015年07月12日 | 茶湯記
7月のお稽古です。
掛け軸は、「白雲抱幽石」です。

寒山詩の一節で、白雲抱幽石(白雲幽石を抱く)
・・・虚名定無益(虚名定まらず益なし)」
白雲が苔むした岩を抱え込んでいる。
ここに住むこと幾数年。
・・・栄華を誇る人々に一言いわせてもらえれば
それは空虚なもので意味のないものだ。
というこころです。
信楽焼の平水指が登場しました。

存在感のある水指です。
甲賀地方が信楽焼 伊賀地方が伊賀焼です。
忍者の副業かしら?
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脇田美術館 見る

2015年07月08日 | 作事記
軽井沢から帰る途中、脇田美術館に立ち寄りました。
刊行客で賑わう表通りから一寸脇道に入るとすぐの所にありますが
急に人通りがなく静まりかえっています。

ここは、脇田和(かず)の個人美術館です。
・・・色彩の調和を実感しました。
落ち着いた色調ですが色そのものが色を発しています。
空中の回廊を進むんで階段を降りていくと中庭に出ます。

中庭には、吉村順三が設計した「アトリエ山荘」があります。

・・・建築を実感しました。
建物が重力から解放されたように存在しています。
・・・今日は良い日です。
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茶室 構想す

2015年07月07日 | 作事記
表千家入門を果たしたら、茶室が欲しくなってしまいました。
手作りで茶室風東屋を作ろうと決意し、
とりあえず敷地を定めるべく線で囲ってみました。
3畳か4畳半の小間の茶室を構想しています。



構想をまとめ、模型で検討し、手作りして、完成は来年の今頃かな?
楽しい!
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古今和歌集 読す

2015年07月06日 | 読後記
古今和歌集         佐伯梅友校注    岩波書店刊


見わたせば 柳桜をこきまぜて 宮こぞ春の錦なりける
春霞たなびく山のさくら花 うつろはむとや 色かはり行く
さくら花ちりぬる風のなごりには 水なきそらに浪ぞたちける
春霞色のちぐさに見えつるは たなびく山の花のかげかも
吉野河岸の山吹 ふく風に そこの影さへうつろいにけり

蓮葉の にごりにしまぬ心もて なにかわ露をたまとあざむく

河風のすずしくもあるか うちよする浪とともにや秋はたつらん
月みればちぢにものこそかなしけれ わが身ひとつの秋にはあらねど
ひぐらしの鳴く山ざとの夕ぐれは 風よりほかにとふ人もなし
秋の野におく白露はたまなれや つらぬきかくるくもの糸すぢ
女郎花 秋の野風にうちなびき 心ひとつをたれによすらん
秋風の吹きにし日より 音羽山 みねのこづえも色づきにけり
秋風にあへずちりぬるもみぢばの ゆくへさだめぬ我ぞかなしき
風ふけば落つるもみぢば 水きよみ ちらぬ影さえ底に見えつつ

み吉野の山の白雪つもるらし ふるさとさむくなりまさるなり
お気に入りを抽出しました。これで定家様に挑戦します!
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