木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

小林一茶 句による評伝

2018年06月28日 | 読後記
小林一茶 句による評伝   金子兜太著   岩波書店刊

生涯に発句した2万句の中から九十句を取り上げ、
句とともに生涯を辿りながら訳と解説が付されています。
一茶と号して葛飾派の二六庵竹阿の阿智のあとを継いだ29歳から
生涯を閉じた65歳までの句です。
一茶調を確立した「七番日記」がもっとも充実しているようです。
一茶調を生み出すまで五十年を費やしていますから
何事も自分を生み出すのには時間を要するということですね。

うしろから大寒小寒夜寒哉

是がまあつひの栖か雪五尺

孤の我は光らぬ蛍かな

うつくしや年暮きりし夜の空

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黄身しぐれ

2018年06月27日 | 茶湯記
今月のお料理教室で習った黄身しぐれを作ってみました。
アマゾンで材料を調達しました。

お店を探して買うより、アマゾンの方が圧倒的に便利です。
・・・特に白あんはどこで売ってるのか見当がつきませんもの!
お料理教室では6個作りましたが、レシピの量を倍にして12個作りました。

好評でした。
和菓子は手作業が多くて楽しいです。
ても、茶席に出すには姿がまだまだですね。
なかなか一朝一夕にはいきません!
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建築への教え 第3句

2018年06月26日 | 作事記
「図」と「地」とは等価です。

「地」は「図」が占めたの頃の部分を示すので、ネガティブ・スペースと呼び
「図」は、ポジティブ・スペースと呼びます。





「図」は、対象、形、要素、形態とも呼ばれます。
「地」は、空間、残余、空白、領域とも呼ばれます。
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バーミキュラ

2018年06月25日 | 日日録
長年使った電気炊飯器が最近調子悪いので
美味しいご飯が炊けるというバーミキュラを買いました。
バーミキュラは、なんとビックカメラでも高島屋でも同じ値段です。
高島屋で買いました。
パッケージがマック並みに凝ってます。

早速、調理しました。
バーミキュラ記念日なので、赤飯を作りました。
夕飯は、パエリアを作りました。
今朝は、ご飯を炊きました。
なんか美味しいです。
バーミキュラは大正解でした。
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建築への教え 第2句

2018年06月24日 | 作事記
2.「図」は、必ず「地」の上に現れます。

図と地は、ゲシュタルト心理学の概念です。
人間が、複数の分割された領域を持つ対象を知覚するとき
形(=図)と地(=地)に分離して解釈してしまう現象をいいます。
この現象を体験できるものとして「ルビンの盃」があります。



図地反転図形です。
白に注目すると壺が見えます。このとき白が図で黒が地です。
黒に注目すると二つの横顔が見えます。このとき黒が図で白が地です。

建築は、この知覚現象の上に構築されています。
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中国名詩集

2018年06月23日 | 読後記
中国名詩集    井波律子著   岩波書店刊

百三十七首の中国詩が堪能できます。
通勤電車で楽しむにはもってこいの本です。
文庫本にしては少し厚すぎて重すぎるのが唯一の欠点でしょうか?
とはいえ、欠点を十分上回る喜びを与えてくれました。
陶淵明と蘇軾が私の好みでしたがもう一人、王維を知りました。

竹里館      王維 (唐)

独坐幽篁裏    独り坐す 幽篁の裏
弾琴復長嘯    琴を弾じ 復た長嘯す
深林人不知    深林 人知らず
名月来相照    名月来たりて相い照らす

ひとり奥深い竹林の中の竹里館に座り
琴を弾じ、また息ながく歌をうたう
深い林の中のこの楽しさを、人は知らないが
明るい月が上がってきて、照らしてくれる

王維は、李白・杜甫と並ぶ盛唐の大詩人。
奔放華麗な李白、深刻荘重な杜甫と異なり、
淡白縹渺、自然をテーマとする詩を多く作った。
王位は、山水画家でもあり、蘇軾は、その詩画一体となった作風を
「詩中に画あり 画中に詩あり」と評している。

王維を読んでみようかな!
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建築への教え  第1句

2018年06月21日 | 作事記
線は、始めと終わりに小さな玉ができるようにしっかり描きます。

建築を目指す最初の教えは、線の描き方です。

建築は西洋に始まった芸術なので建築学校があります。
日本に建築が輸入されたのは明治の文明開化以降なので、
建築は文化芸術ではなく、文明技術として扱われています。
私も、工学部建築学科で学んだため、始めに線ありきという意識は
全くありませんでした。

この本の題名は、
101 Things I Learned in Architecture School
著者は、
Matthew Frederic



です。

これから1ページづつ読み進めていこうと思います。
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菖蒲

2018年06月18日 | 茶湯記
菖蒲も咲き出しました。
黄色

白色

紫色

八ツ橋露地に伊勢物語の世界が現出しました。
気分はもう・・・在原業平です。
今年は間に合わなかったけど、来年は友達呼んでお茶会やるぞ!
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ワイルドストロベリー

2018年06月17日 | 園林記
木偶房の庭にワイルドストロベリーの季節がやって来ました。

あちこちで実っていてこんなに取れました。

食べてみると、形が小さいだけで本当にイチゴです。
驚いた!
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抹茶しぐれ 黄身しぐれ

2018年06月15日 | 茶湯記
今日はベターホーム銀座の和菓子の日です。
今月は、しぐれ2種(抹茶しぐれ、黄身しぐれ)です。
出来栄えは

これです。
蒸し器の蓋を開けてしっかり割れ目が入っていた時は
感動しました!
左上の一個は割れ目から中の餡が見えてしまい失敗ですが・・・
そんなこと気にしません。
和菓子作りは、丸めたり伸ばしたり包んだり
手仕事中心で面白いです。
・・・しばらくのめり込んでしまいそうです。
こんな本まで買ってしまいました。
辞典「和菓子の世界」中山圭子著 です。
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