木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

薫風自南来 初風炉す

2015年05月17日 | 茶湯記
初風炉です。

掛け軸は、「薫風」です。

禅語の「薫風自南来」は、
「薫風の清涼さは、煩悩の抜け切った無心の境地を表す。」
という意味のようです。
そういえば、浅野内匠頭が辞世を詠んだのもこの季節です。
風さそう花よりもなほ我はまた春の名残をいかんとやせん
この歌を詠んだのは4月ですが、
禅語とは逆に「薫風への執着」に「無念さ」を感じます。
茶道雑誌の五月号も無事ゲットしました。

今月の特集で、五島慶太が背広に袴を付けて点前をしていました。大物!
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