木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

漢字の歴史 読す

2014年09月30日 | 読後記
漢字の歴史 古くて新しい文字の話    笹原宏之著   筑摩書房刊

日本語としての漢字がいかに多様化してきたかがよく理解できました。
日本では漢字が一世紀前後の伝来した後、
中国語の漢字音を段階的に受け入れてきたため
一つの字に様々な音が取り入れられています。
「行(ギョウ)」は、呉音読み・・・・行水、行列、修行
「行(コウ)」は、漢音読み・・・・・行為、現行、銀行
「行(アン)」は、唐音読み・・・・・行火(あんか)、行灯(あんどん)
このように複数の音読みを体系的に併存させるケースは漢字圏では唯一です。
また、
日本製の漢字である国字だけを分類すると多いのは
「木」部と「魚」部の順になります。
「榊(さかき)」、「椚(くぬぎ)」とか、
「鰯(いわし)」、「鱈(たら)」、「鰰(はたはた)」とか
中国にないものについては、日本製の漢字が造られました。
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男子 炉の薄茶点前 入手す

2014年09月28日 | 茶湯記
11月から炉にかわるので、早速アマゾンから入手しました。
「表千家テキスト9 男子 炉の薄茶点前 千宗左著」です。

男子の茶の湯稽古用テキストとしてはベストです。

写真も当然男子です。
今回も本体価格757円の中古品を1300円で入手しました。
表千家も淡交社みたいな出版社をつくったらいいのに・・・
さて、稽古しよう!
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秋刀魚 届く

2014年09月27日 | 日日録
陸前高田の友人から宅急便が届きました。

あけてみると 「秋刀魚(さんま)」です。

レシピもついていました。

早速食べました。美味かった!
10本も入っていたのであとは冷凍保存して
またのお楽しみです。
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栗 拾う

2014年09月26日 | 日日録
妻の実家の裏庭に大きな栗の木があります。
毎年の事ですが今年も拾いに行きました。

相当実っています。

結構いい出来です。
軽井沢の木偶房にある山栗は、ことしは全く実っていません。
去年実りすぎたせいでしょうか?
天候が不順だったせいでしょうか?
もしかして山栗は一年おきに実るのかしら?
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風炉釜 貰う

2014年09月24日 | 茶湯記
妹夫婦から、使っていないからと風炉釜を貰い受けました。
IHヒーターとティファールのキャストラインをのけて設置してみると
やはり姿が違います。




あと水指を入手すれば一応見かけは整います。
湯を沸かすのに炭型ヒーターも欲しいです。
欲しい物が後を絶ちません。
茶の湯って道楽ですね。
それでも精進するぞ!
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秋はな 咲く

2014年09月23日 | 園林記
木偶房の秋庭は細々と「秋はな」が咲いています。
園芸種と野生種が混交してちょうどいい感じになってきました。






もうすぐ紅葉も始まります。
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中国絵画入門 読す

2014年09月22日 | 読後記
中国絵画入門            宇佐美文理著    岩波書店刊

中国絵画の歴史が「気」を軸として一望できます。
六朝時代に目に見えぬ気を目に見える形象を使って表す事を意識し始める。
それを決定づけたのが、南斉の謝赫(しゃかく)の「画の六法」です。
気韻生動   生き生きしている事
骨法用筆   筆づかい
応物象形   形
随類賦彩   色
経営位置   構図
転移模写   模写の技術
宋の宗炳(そうへい)は、「画山水序」で山水画を「臥遊(がゆう)」
と呼びました。
それは、「いずまいを静かにして気を整え山水の絵に静かに向かえば、
俗世間を離れることなく、一人無人の荒野に身を置く事ができる。」という意です。
唐代に画家は三段階にランク付けされました。「神品」「妙品」「能品」です。
その規準から離れたものとして「逸品」が登場します。
等々・・・中国絵画に対する目がはじめて開きました。
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仙台メディアテーク 見る

2014年09月21日 | 作事記
一関から東北自動車道を南下し、
新幹線の出発時間の2時間前に仙台に到着しました。
チケットを変更しようと緑の窓口へ行ったら何と長蛇の列。
予約は×マークばかり・・・そうだ今日は三連休の最終日です。
時間つぶしに仙台メディアテークを見てきました。
地下鉄で勾当台公園駅に向かい定禅寺通りを行くと
仙台メディアテークがありました。



受付で館内の写真撮影について尋ねると
このシールを胸に貼るように渡されました。

内部空間もなかなかよいのですが公開できません。
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陸前高田 光照寺 慰霊す

2014年09月20日 | 日日録
大船渡を発って東京に帰ります。
陸前高田の光照寺に立ち寄りました。
境内に陸前高田駅を模した小さな慰霊館があります。
アーリーアメリカン風で当時としてはお洒落な建物でした。
この慰霊館の裏に塔婆が何本も立てられています。
今回の津波で犠牲になった高田第一中学校の卒業生を慰霊する塔婆です。
私の学年の塔婆もあります。7名が犠牲になりました。
花を手向け線香を上げて冥福を祈ることができました。
帰りは、今泉街道(343号線)を一関に向かいます。
途中子供時代を過ごした矢作を通ります。
故郷の風景です。

里は開けていますが、山の姿は全く変わりません。
矢作川です。

昔ながらの板橋がまだ架かっています。
これが本当の川だと思います。

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陸前高田 嵩上げ工事 見る

2014年09月19日 | 日日録
陸前高田では、嵩上げ工事が急ピッチで進められており
町全体が工場と化しています。
今泉の山を削り、

その土砂で高田の平地を約12メートル嵩上げするそうです。
土砂を運ぶベルトコンベアが縦横に走っています。



チリ地震津波の後に築かれた約6メートルの堤防が全く役に立たなかったため
今回はその倍の高さの土地を造るという訳です。
チリ地震津波の時、サイレンが鳴って起こされたのを覚えています。
これだけの工事をして将来どんな町になるのかと思い「陸前高田の復興計画」を見てみました。
高田松原のあったあたりは、防災メモリアル公園になるようです。
こんな凡庸な計画でいいのでしょうか?
日本の建築家はいったい何をしているのでしょう?
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