木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

謡 仕舞 体験入学す

2016年04月29日 | 舞謡記
謡と仕舞の体験入学をしてきました。
謡は「小袖蘇我」、仕舞は「田村」でした。
白足袋だけもって参加しました。
稽古は、区の生涯学習センターの多目的室で行われています。
少し遅刻してしまったので、教室に辿り着くと既に謡の稽古が始まっていました。
席に促され座ります。
先生が謡った後に、それを真似て皆で謡います。
言葉の脇に不可思議な記号が付いていて
これが音声を指示する記号になっているらしいのですが
全くチンプンカンプンです。
それでも声を張り上げて謡っていると少し気分が出てきます。
案外面白いかも?
次は、仕舞の稽古です。
先生の動きを真似て皆で舞います。
全身の動き方に細かなルールがあるようです。
先生のお話を聞いていると謡いも仕舞もかなりシステマチックで
私好みの世界のようです。無意識に惹かれたのはそういう事かも?
体験を終えた後、その場で入会しました。
いつか「経正」のキレが舞えるようになりたいものです!
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源氏物語 若菜 読す

2016年04月26日 | 読後記
若菜
源氏の四十歳の賀が盛大に行われます。
玉鬘の君はいやいや鬚黒の右大臣の妻となりましたが
子を生して母となってからはしっかり者に変貌し若菜を献じてきます。
人間役割が決まればかえって落ち着くという事でしょうか?
女三の宮の降嫁を受け入れた事で様々な災難が湧き起こります。
紫の上は六条の御息所の死霊によって病気になるわ。
柏木の衛門の督に間男され、三の宮が妊娠してしまうわ。
朧月夜の君は出家してしまうわ。
女三の宮の意思のなさは、玉鬘の比ではありません。
意思なき女はこの世の災いの元ですね!
この帖は面白いです。
描写はすでに近代小説の域に達しています。
これが1000年前の作ですから・・・紫式部は天才です。
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ろくろ目菓子器

2016年04月23日 | 茶湯記
菓子器を入手しました。



二段重です。

二段でも一段でも使えます。
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源氏物語 真木柱 梅枝 藤裏葉 読す

2016年04月19日 | 読後記
真木柱
玉鬘問題が突然決着します。
弁のおもとの手引きで鬚黒の大将に犯されてしまいます。
玉鬘には自由意志というものがカケラもありません。
和泉式部のように意思のある女性は好きですが、
玉鬘のようにまったく意思の無い女性は苦手です。
どんなかたちにしろ玉鬘の物語が終わってめでたしです。
梅枝
明石の姫君の入内が決まります。
十一歳で嫁にいきます。
藤裏葉
夕霧と雲居の雁の姫君との七年越しの恋がついに決着します。
内大臣邸の藤の花見の宴での歌のやり取りは実にいいです。
源氏三十九歳、紫の上三十一歳で人生の絶頂を迎えます。
源氏物語の第一部はここに完結しました。
ウルトラハッピーエンドです。
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仕舞扇

2016年04月18日 | 舞謡記
密かに仕舞と謡を習い始めようと思っていました。
ついつい国立能楽堂の売店で買ってしまいました。



観世流 尺一扇 丁子三段水巻 です。
この扇と足袋を持って今月末に能の教室に体験入学してみる予定です。
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船弁慶 鑑賞す

2016年04月17日 | 舞謡記
産まれて初めて能を鑑賞してきました。
梅若研能会の橘香会です。

能 百萬 何を謡っているのか良く聞き取れませんでした。
狂言 鬼瓦 言っている事が分かってきました。面白い!
仕舞 網之段 笠の段 枕の段 舞姿がいい感じです。
能 船弁慶 謡っている内容が聞き取れたせいか面白い!
      立ち居振るまいに静御前の悲しみを感じてきました。
      平知盛の怨霊も迫力ありました。弁慶が数珠を鳴らして戦います。
初体験の感想は・・・「能って面白いじゃん!」
国立能楽堂も初めてでした。





機会があれば、「経正」と「葵の上」を是非観てみたいと思います。
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源氏物語 野分 行幸 藤袴 読す

2016年04月16日 | 読後記
玉鬘の話が続きます。
野分(=台風)
野分野どさくさに紛れて
夕霧が紫の上を覗き見、玉鬘を覗き見、明石の姫君を覗き見してしまいます。
それぞれの美しさを花にたとえます。
紫の上は桜、玉鬘は山吹、明石の姫君は藤。
こんなに美しい人々を思いのままに明け暮れ拝見していたいものよ。
行幸
玉鬘が内大臣の子であることが明らかに成ります。
藤袴(=蘭)
とうとう夕霧まで玉鬘に恋心を寄せてしまいます。
このままでは、「出口なし」です。
どうなってしまうのでしょう!
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源氏物語 蛍 常夏 篝火 読す

2016年04月15日 | 読後記
玉鬘への源氏の倒錯的な愛情に閉口して、
織部や宗箇に寄り道していましたが、源氏物語に帰ってきました。

飛び交う蛍の中の玉鬘
常夏(=撫子)
撫子の中の玉鬘
篝火
篝火の中の玉鬘
玉鬘づくしがまだまだ続きます。
面白キャラの近江の君と末摘花も健在です。
玉鬘から真木柱までを「玉鬘十帖」と呼ぶようですが、
この物語は本当に必要だったのでしょうか。
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武将茶人 上田宗箇 読す

2016年04月12日 | 茶湯記
武将茶人 上田宗箇  桃山茶の湯の逸材   矢部良明著  角川学芸出版刊

古田織部と小堀遠州をつなぐ数寄者 上田宗箇 その茶道を受け継ぐ
上田宗箇流十六代目が現在広島にいます。口絵の自作の茶碗「さても」と
竹一重切花入をみて衝撃を受けました。いつか機会があれば実物を観て触れてみたいですね。
立ち蹲踞 素晴らしいです。何でもありですね。我が木偶菴に必ず取り入れようと思います。
墨跡と花についても目から鱗が落ちました。宗箇によれば、風炉の時には初座に花、
後座に掛け物となり、炉の時は初座の掛け物、後座に花となります。
私は表千家をお稽古していますが、花と掛け物については
密かにこの考えを取り入れたいと思います。
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弄花香満衣

2016年04月09日 | 茶湯記
4月1回目のお稽古です。
掛け軸は、「弄花香満衣」花を弄すれば香り衣に満つ です。

この禅語は、「掬水月在手」 水を掬すれば月手に在り とセットで
漢詩から引用されています。
床に蓮の香炉が置かれています。

超リアルな蓮の香合でびっくりぽんです。
旅箪笥で濃茶と薄茶をお稽古しました。
我が家の庭にも花桃が満開で まさに弄花香満衣です。
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