木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

イーリナ・メジューエワ チケット入手す

2016年01月31日 | 日日録
今年は、還暦後のライフスタイル樹立を目ざし、
毎月映画、毎月コンサートのペースを確立しようと思っています。
映画の方は、昨日「母と暮らせば」を鑑賞して順調に実績を積んでいます。
吉永小百合は、「老いてますます華がある」本当にいい女優ですね!
1シーン1シーンごとに泣いてしまいましたが、家に帰って我にかえってみると
全てが「孤独死した老母の妄想」であったとも考えられ、何やら空恐ろしい映画です。
毎月コンサートの方は、チケットをかなり前から手配しないと入手できないため、
現在準備中という状態です。
まずは、6月分のコンサートのチケットを入手しました。
イーリナ・メジューエワです。

ショパンのノクターン全曲演奏です。

ポスターの横顔が素敵なので決めてしまいましたが、1975年ロシア生まれのピアニストで、
日本人と結婚して京都を本拠地に活躍しているようです。
日本でショパンといえば仲道郁代ですが、この方もそうとう期待できそうです。
ピアノコンサートは、演奏者の息づかいが感じられるので最前列好みなのですが、
入手が遅かったため,最前列でも右手の端の方になってしまいました。
ピアノが邪魔で演奏が見えないかも?心配です。
もしサイン会をやっていたらCDを買ってサインしてもらおうと、
事前にCDを買って演奏を聞いてみるのは控えています。
完全なミーハー爺です。
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初釜 稽古す

2016年01月30日 | 茶湯記
10日に初釜の(お稽古を兼ねた)茶会だったのですが急用で出席できなくなったので、
今回が今年はじめての初釜稽古となりました。

龍源院の細合喝堂師の書です。

水指がとても素敵です。

正月らしい「しつらい」です。
年末からの寒さも手伝って(和室に暖房が無い)
このところ日々の稽古を怠ってきましたが、
又、気を取り直してお稽古に励もうと思います。
そして、自然に身に付いた感じになりたいものです。
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平家物語(下)読す

2016年01月28日 | 読後記
平家物語(下)             尾崎士郎訳     岩波書店刊

下巻は、一の谷、屋島、壇ノ浦と見所づくしで,息つく間もなく読み終わりました。
実に面白い!
忠度、敦盛、維盛、六代とそれぞれの死をクローズアップした語りに心動かされます。
妓王に始まり建礼門院で終わるという構成もいいですね。
源氏が善で平家が悪という先入観をもっていましたが、平家の人々は皆「いい奴」です。
それに比べて、源氏の人々は皆「粗野な乱暴者」です。
次は、いよいよ「源氏物語」に挑戦です。
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薪舎 構想す

2016年01月24日 | 作事記
今年こそ木偶房に、手作りの薪舎と茶室(木偶菴)を作りたいと思い、
スケッチアップを使って、薪舎の完成予定図を作りました。
これです。

ツーバイフォー材(3フィート材と6フィート材)
とコンクリートブロックとポリカ波板を使用して
ネジとクギで留め付けるだけでつくる事ができます。
部材構成をユニット化したので、ユニットを繰り返せばいくらでも増やすことができます。
作ってみて横力に弱いようだったら、筋交いを入れる予定です。
次は、茶室の木偶菴です。
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平家物語(上)読す

2016年01月19日 | 読後記
平家物語(上)          尾崎士郎訳      岩波書店刊

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・
語り出しは教科書で習った通りですが,その先をほとんど知りませんでした。
面白い!
上巻は清盛の死までですが、下巻はさらに面白くなる予感に心ときめいています。
巻頭は妓王の話です。
もえ出るもかるるも同じ野辺の草 いずれか秋にあわではつべき
このうたに平家もの語りの全てが集約されているようです。
宇治橋の合戦で「昔、朝敵将門を亡ぼした俵藤太秀郷十代の後胤、
下野国の住人足利太郎俊綱の子又太郎忠綱,生来十七歳のもの、
かく無位無官の者が・・・」と名乗りを上げて攻め込んだ足利太郎忠綱は、
平家に従っていたのですね。
同じ藤姓でもいち早く頼朝に従って繁栄した小山氏と従わずに滅びた足利氏。
後の歴史を知っている分、宇治橋での活躍に感慨深いものがあります。
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池坊展 鑑賞す

2016年01月17日 | 日日録
東京都美術館で「いけばな池坊展」を観てきました。



たぶん多くは我々のようなパターンで、いけばなの生徒さんとその家族だと思いますがかなりの人出です。
照明を受けて作品がきちんとならんでいます。

鑑賞しながらそれぞれに気に入った作品を撮影している様なので私もいくつか撮ってきました。

清楚な風情の水仙です。
この水仙もただ根元から切って生けているのではなく、
根元の袴から葉と茎を全て抜き取って、最も美しい姿に構成し直して再び袴をはかせる
というプロセスを経ています。
このプロセスがあるので生け花は芸術なのです。
花は自然のままでは美しくないのです。
私が一番気に入った作品はこれです。
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御室焼 青海波茶碗

2016年01月13日 | 茶湯記
御室焼の浅黄交趾釉青海波茶碗を入手しました。
御室焼は、野々村仁清が仁和寺の門前に開いた窯が起こりです。

青い茶碗です。



世に五神あります。
東は青龍の青色、西は白虎の白色
南は朱雀の赤色、北は玄武の黒色
中央は黄龍の黄色 です。
茶碗も五色ある事に気付きました。
五色揃えたい欲望がふつふつとわき上がってみると、青の茶碗がありません。
そこに、この茶碗の登場です。
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唐銅面取風炉

2016年01月11日 | 茶湯記
唐銅面取風炉を入手しました。

山形の釜師 佐藤清光 の作です。

先に入手した万代屋釜と取り合わせて使うと

上手く調和すると思います。
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コメダ珈琲店 体験す

2016年01月10日 | 日日録
守谷のコメダ珈琲店に立ち寄りました。

何やら正体不明の外観です。

さらに正体不明の内装です。
「街のリビングルーム」を目ざして
木材とレンガと漆喰を組み合わせたというもので、
その露骨なコンセプトが不思議な雰囲気に辿り着いています。
キャンペーン中の「チョコノワール」と「コーヒー」をいただきました。
これも人間の甘味に対する欲望を満足させようとする意思を露骨に表現した食べ物です。
関東ではありえない発想の店舗だと思ったら名古屋出身のフランチャイズでした。
甘味への欲望に負けてまた行ってしまいそうです。
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御本手蜻蛉平茶碗

2016年01月09日 | 茶湯記
京焼 御本手蜻蛉平茶碗を入手しました。

西尾香舟(にしおこうしゅう)の作でrす。

御本手というのは、薄紅色の曖昧な斑点が散っているのが特徴です。
御本というのは御手本のことで、日本から釜山に注文したもののことです。
今でいうOEMでしょうか?
徳川家光が描いた鶴の絵を元に注文して作った御本立鶴茶碗が有名です。
その高麗茶碗に赤い斑点がついていたのが「御本手」の由来のようです。
模様ひとつにも歴史のいきさつがあります。
私は、茶碗に舞う蜻蛉が気に入りました。

茶を点てると緑の池の周りを蜻蛉が舞う姿が立ち現れて、
子供の時にとんぼ取りをした景色が心の中に浮かんできます。
そうした心象風景が立ち現れるものに惹かれてしまいます。
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