木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

空海の思想 読す

2014年07月31日 | 読後記
空海の思想           竹内信夫著     筑摩書房刊

空海のテキストをひたすら読み込むことによって、
空海の思想を追求しようという姿勢に貫かれています。

迷悟在我 即発心速至
迷いと悟りは我にあり、即ち発心すれば速かに至らむ
「身に即して仏と成る」為の必須条件がある。それは「発心」である。
「発心」とは「発菩提心」のことである。「菩提心」とは、
自らの心の在り様を、自らの身体のなかに宿り、
その身体を生かしているいのちの在り様の真実を、知ろうとする探究心である。
唯在以心伝心
ただ心をもって伝うるにあり。
仏陀の教えは、心の問題なので文章で表現できると思ってはならない。
心から心に伝えるべきものであって。言葉によって伝えられるものではない。

フランスの哲学者ベルグソンの「直観」との類縁性が指摘されています。
今度読んでみようかな?
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花 入れる 4

2014年07月28日 | 茶湯記
庭が夏枯れで花がほとんどないので、
天竺牡丹(テンジクボタン)と薮蘭(ヤブラン)の葉を入れました。


天竺牡丹は、別名「ダリア」です。
メキシコ原産で江戸時代に阿蘭陀人に伴われて来日したようです。


薮蘭は、別名「山菅(ヤマスゲ)」といい、
昔から日本にいて万葉集にも歌われています。

愛(かな)し妹(いも)を、いづち行(ゆ)かめと、山菅(やますげ)の
そがいに寝(ね)しく、今し悔(くや)しも
この歌は、
愛する妻はどこにも行ったりはしないと思って、
背を向けて寝てしまったことが、今では悔やまれます。
・・・きっと妻に先立たれたのを悔やんでいるのでしょうね。
人間の心は、今も昔も同じです。



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嵐山・分かれ道 描く

2014年07月27日 | 書画記
還暦が近づいて来たせいかどうかわかりませんが、
妙に「分かれ道」に心引かれる気がします。
京都の嵐山の渡月橋の脇の道を上流にむかって歩いて行くと
分かれ道に出会います。


左の階段を降りれば、川辺で舟に乗れるのかも?
そのまま行くと、川辺の道が続いているのかも?
右の階段を登れば、嵐山の山頂に出られるのかも?
いずれの道も同じように不確かです。


その日は、時間切れで先に行かずに帰って来てしまいました。
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かき氷ソフト 賞味す

2014年07月26日 | 日日録
ショッピングプラザノ東西を歩き回ったのでどこかで休もうか?

かき氷ソフトの抹茶を賞味しました。

美味しいけど、これで700円は軽井沢価格でしょうか?
高いね!
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ツリーモール 行く

2014年07月24日 | 日日録
7月2日にスケールアップ・オープンした軽井沢ショッピングプラザに行きました。
10時頃に家を出て、普段なら15分くらいで到着するのに、
プリンス通リの渋滞が始まっていたため駐車場に車を入れた時は
既に12時を回っていました。三連休中の日曜日だもの・・・考えが甘かった!




起伏のある芝生の広場に大きな木が植えられ、その下で人々が憩っています。 
まさにツリー・モールです。

フードコートもできたというので行ってみましたが、昼過ぎてもごった返しています。

最近のサービスエリアのフードコートみたいでイマイチでした。
この雰囲気なら、ないほうがいいかも?
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花 入れる 3

2014年07月23日 | 茶湯記
木偶房に花入を持ち込み、花を入れました。
赤い山紫陽花(ヤマアジサイ)と鷹の羽薄(タカノハススキ)です。

床の間がないので、窓辺に置いたらいい雰囲気です。

薄く色づいた花景色がとてもいい感じです。
次の日は、ふたつ花を入れました。
一つは、青い山紫陽花(ヤマアジサイ)と鷹の羽薄(タカノハススキ)
一つは、桔梗(キキョウ)と花虎の尾(ハナトラノオ)です。

出来の善し悪しを問題にしなければ、こんなに楽しいとは意外でした。
路傍の花でもよく見るようになりました。
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木偶房 花盛り

2014年07月22日 | 園林記
3週間ぶりに来た木偶房は花盛りです。
ヤマアジサイが咲いています。



ユウスゲもヘメロカリスも咲いています。



アナベルも咲いています。

花ばかりでなく雑草もところかまわず繁茂してします。さあ草取りです。
ユウスゲにアブラムシがびっしりついています。さあ殺虫です。
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藤原道長の日常生活 読す

2014年07月18日 | 読後記
藤原道長の日常生活        倉元一宏著  講談社刊

この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたる事も無しと思えば

道長がこの世を「我が世」と認識したのは、政権を取った時点でも、
外孫が生まれた時点でもなく、長女の生んだ外孫に三女が入内して
立后した時点であるという指摘は重要です。
これで永久政権が視野に入ってきたのです。

紀元1000年は平安時代の絶頂期で、
時代を代表する人が一斉に出揃っています。
一条天皇(980年~1011年)
藤原道長(966年~1028年)
清少納言(966年~1025年)
紫式部 (970年~1031年)
安倍晴明(921年~1005年)
次に出揃うのは紀元1600年頃でしょうか?
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ミニ野菜 成る

2014年07月14日 | 日日録
今年の庭は「ポタジェ」がテーマなので、
花と野菜を混植していますが、何故か野菜の方が成長が早いのです。
ミニトマトが盛んに実っていて毎朝食べられます。

庭にネットを張ってミニスイカとミニウリとアサガオを混植していますが、
何故かミニスイカが優勢です。

既にスイカ玉が二つ成長中です。
すくすく育つように思わずネットで庇護してしまいました。

親バカでしょうか?
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湯川 描く 2

2014年07月13日 | 書画記
軽井沢の画題と言えばどうしても「雲場池」と「湯川」になってしまいます。
「湯川・川畔」です。

今回の「湯川」は、釜ヶ淵橋の「湯川」です。
釜ケ淵橋の脇に山之神社があり、その神社の境内から階段で川に降りることができます。
そこだけに巨大な岩が露出しており、その岩を浸食して川が流れ下っています。

三万年位前の浅間山の噴火で「古南軽湖」が形成され、
その時の滝壺が現在の釜ケ淵付近にあたるそうです。
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