木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

姫空木と紫蘭 2017

2017年04月29日 | 園林記
姫空木が咲き始めました。

紫蘭も咲き始めています。

五月になると次々に花が咲き始めて
楽しい気持ちになって来ます。
これから軽井沢に向かい
いよいよ木偶房も山開きです。
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此君亭 月釜 4月

2017年04月24日 | 茶湯記
印西市にある「此君亭」の月釜の行きました。
薄茶席2席と点心席です。
6月に私たちもここで月釜を行うので下見も兼ねています。

表千家の席のお点前をした女性の所作が
とても美しかったことが印象に残っています。
和服の男性は私だけだったせいか、正客になってしまいましたが、
正客の役割は全く果たせませんでした。
今後こういう機会が増えるかもしれないので正客役の稽古が必要かも?
路地に白山吹が咲いていました。

此君亭(このきみてい)の此君(しくん)とは、竹のことです。
晋の王徽之(おうきし)が、大変に竹を愛好し、
「何ぞ一日も此の君無かるべけんや」と言ったという話から
「竹」を「此君(このきみ)と言うらしいです。
(ちなみにこの王徽之は、有名な書家の王羲之(おうぎし)の息子です。)
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黒椿と山吹 2017

2017年04月23日 | 園林記
有楽に続いて「黒椿」が一輪咲きました。

色はまさにワインレッドですが、江戸時代の園芸品種です。
英名もあって「ブラックプリンス」と呼ぶそうです。
隣家のフェンスから山吹が咲きこぼれています。

「山吹」と言えば、太田道灌の越生(おご背)での山吹伝説が有名です。
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」
太田道灌は、これを機に歌道に勤しみ、暗殺された時にかわした歌も有名です。
「かかる時さこそ命のおしからめ かねてなき身と思い知らずば」
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特別展 茶の湯

2017年04月22日 | 茶湯記
特別展「茶の湯」は、東京国立博物館平成館で開催されています。
金曜日は21時まで開館しているので会社帰りに立ち寄りました。

夜なのにかなりの盛況です。展示室を巡るとお宝が次々と現れる圧倒的な物量で
37年ぶり奇跡の大「茶の湯」展と言っているだけのことはあります。
堪能しました。
大量の名品を見て気づいたのは、
姿がきっぱりとしていて曖昧なところがないということです。
物自体として自立しています。
茶室の実物模型が展示されており、そのコーナーだけ撮影可となっています。
燕庵です。

こういう試みは良いことですが、
記念撮影の場所を提供するというのではただのサービスです。
日本もそろそろルーブル美術館みたいにフラッシュ禁止の上全館撮影可にして
文化を全市民ののものとするという姿勢が必要な時期にきていると思います。
この展覧会は、見所満載で充実していました。
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鬱金草 2017

2017年04月16日 | 園林記
暖かさに誘われてチューリップ(鬱金草)も咲き出しました。

ユリ咲きを特にバレリーナを偏愛しています。

可憐で軽やかで名にふさわしい花です。
この花たちは、はるばるトルコからやって来ました。
江戸時代後期に日本に伝来するも普及せず、
大正時代になってようやく普及し始めたようです。
この花姿では、朝顔や桜草を愛した江戸時代の日本人には好かれないと思います。
この時期に咲く花といえば、
立原道造が偏愛したヒヤシンス(風信子)があります。
ヒヤシンスは、小学校の水栽培の記憶が強過ぎるせいか
地植えしようという発想がありませんでしたが、
どうも地植えできるようです。
来年は植えてみよう!
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胡蝶花と有楽 2017

2017年04月15日 | 園林記
一昨日を冬の名残として、ようやく春がやってきました。
胡蝶花が一斉に咲き出しました。

この花は中国原産だけあって中華の風情があります。
有楽椿も咲き出しました。

織田有楽斎長益が茶花として愛用したもので、
関東では、太郎冠者と呼ばれています。
この椿は、中国から来た椿と日本の椿の雑種のようで、
微かに唐物の風情を漂わせているところがいいようです。
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観世会定期能

2017年04月10日 | 舞謡記
観世会定期能2017 6月の切符を入手できました。
「GINZA SIX」の地下3階の観世能楽堂で行われます。

「熊野」で始まり「鵺」で終わる構成です。
 年間スケジュールを見たら、8月には「松風」10月には「定家」と
予々見たいと願っていた能が目白押しです。
私はといえば、1〜3月に謡曲仕舞入門講座で「鶴亀」を習い、
現在は能を楽しむ会で「敦盛」を稽古中です。
お茶も楽しいけど、お能も楽しい。
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桜と桃 2017

2017年04月09日 | 園林記
待ちに待った春がきました。
還暦を過ぎた頃から、寒い冬は苦手になり
春を待つ心が募るようになってきました。
今日は雨ですが、
桜は満開です。

桃も満開です。

あと一ヶ月で軽井沢にも春が来るでしょう。
今年は、手作り木偶菴を完成させます!
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丸盆

2017年04月01日 | 茶湯記
茶道具集めの最後の品は、丸盆になりました。

象彦です。
これで、ネットショップ「宗」とも「圭」ともしばらくお別れです。
5月になって軽井沢を山開きしたら、
いよいよ「木偶菴」を手作りし始めます。
なんとか夏までに完成させ、
初秋には友達を招いてお茶会をするのが当面の望みです。
炭手前はまだ習っていないので、
木偶菴では、お菓子の茶会として濃茶に続いて薄茶とし、
後はテラスでバーベキューという算段を考えています。
もてなし方を色々考えるのが楽しいことに最近気づきました。
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