木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

2016 秋 立蹲踞

2016年10月31日 | 作事記
庭柵の次は立蹲踞です。
前回は、丸太を立てました。

そのままにしておいたら、秋が深まるにつれてキノコが生えてしまいました。
まずキノコを撤去して、テラスに塗ったキシラデコールを塗り込みます。
斜めになっている木口をチェンソーで水平にカットします。
カット面にもキシラデコールを塗り込みます。

周りに砂利を敷き込みます。
これで一応準備できました。

低い方の丸太の上に手水鉢を置いてつくばい柄杓を掛ければ
立蹲踞の完成です。
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庭柵

2016年10月30日 | 作事記
露地にハーブが倒れ込んでくるので
緑のポールで簡易の柵としていましたが、みっともないので
木と棕櫚縄で庭柵を作ります。
長さ60㎝の焼杭30本と太さ3㎜の棕櫚縄をケーヨーD2で入手しました。

この木杭に上端から5㎝と15㎝の所にドリルで6㎜の穴をあけます。

この木杭を一定間隔に木槌で打ち込みました。

木杭は40㎝が地上に現れるようにします。
木杭の上端から15㎝の所にあけた穴が、木杭の見付長さ40㎝の5/8にあたるので
この穴を通る棕櫚縄によって木杭が水平に黄金分割されることになります。
という理屈を構築して完成したのがこの庭柵です。

どうでしょうか?
なんの変哲もない庭柵ですが・・・
小理窟を構築すると作った本人の自己満足度が倍増するという効果はあります。
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白磁瓢形茶入

2016年10月29日 | 茶湯記
ずっと探していた白磁の茶入についに出会いました。

「なり」もいいです。気に入りました。

作は、申相浩(しんそうこう)という現代の韓国の陶芸家です。
美術弘益大学の教授もされているとか・・・
安土桃山時代と変わらず、現代でも高麗ものにいいものがあるんですね。
仕覆は「小石畳宝づくし」です。

木偶菴が完成したら、お披露目のお茶会はこの茶入れでいこう!
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一日一花 鑑賞す

2016年10月28日 | 読後記
一日一花            川瀬敏郎著      新潮社刊

花には二つの方法があります。
「投げ入れ」るか「立て」るかです。
「なげいれ」は、人為を加えず草木花のおのずからなる姿を
愛でる素の花として「茶の湯」に通じるものです。
「立て花」は、器の中で花を「とめる」という人為そのものであり、
そこに様々な工夫が生まれ、人為を競う花としての
「いけばな」に通じるものです。
「なげいれ」の花は、心にとまった花をさっと掴み、
さっと水に放つもので、道端で目にしたなんでもない一本の花が、
ときには崇高な姿を見せてくれる時があります。
その366日分の「なげいれ」が一冊の本にまとめられています。
これを私の茶花稽古の座右の書とします。
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秋 ストーブ

2016年10月27日 | 日日録
今回は一人で木偶房に来ているせいか、秋が深まったせいか
夜になると寒さが勝ってきたので、ストーブ点けました。


久しぶりに見る炎 いいですね。

ストーブの暖かみに包まれながら、ララ・ファビアンを楽しむ夜となりました。
翌朝、煤けきったガラスを綺麗に磨きました。

今秋も宜しく!
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エクストリームチャンピョンシップ競技

2016年10月26日 | 日日録
ツルヤの帰りに風越公園の野球場に
さしかかったら何やら催し物です。

軽井沢エクストリーム・チャンピョンシップ競技 地区予選の真っ最中です。
後で調べて分かったのですが、これは1999年に始まった飼い主と愛犬によるドッグスポーツのようです。
今行われている競技は「ハイスピード」といって、
スタートからゴールまでにハードルを20個越えてタイムを競うそうです。

スタート台にうずくまった犬が、飼い主からの合い図をじっと待っています。
合い図と共に駆け出し、猛スピードでハードルを越えていきます。
訓練不足なのか、自立心が通よいのか、空気が読めないのか、勝手に駆け出してしまう犬もいます。
しばらく観戦していました。
こうした犬に比べ、我が家の犬などは何の訓練も受けずただ漫然と生きていますが
これも一つの生き方でしょう。
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2016 秋 東急ハーベストクラブ

2016年10月25日 | 日日録
自転車でツルヤに買い物に行く途中に
東急ハーベストクラブの工事現場があります。

完成予想図が掲示されています。

かなり巨大な施設です。
2017年7月下旬開業予定とあります。
低層の建物とはいえあと9ヶ月しかありませんよ。
それなのに現場はこれです。

まだ基礎工事です。

無理だな!
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テラス 塗装す

2016年10月24日 | 作事記
テラスの塗装がはげてきたのでまた塗装しました。

塗料は水性キシラデコールのウォルナット色です。
もともとキシラデコールは油性でしたが、新しく出たこの水性はいいです。
まずは、壁との取り合い部を養生します。

雨だれの落下が腐朽してきてヤバイです。

これでもかこれでもかとキシラデコールを塗り込みました。
2時間くらい掛けてテラス全体を仕上げました。

これで来年もテラスライフを満喫できそうです。
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唐沢山城 3

2016年10月23日 | 日日録
本丸まで上りつめて唐沢山神社に着きました。

この神社は 藤原秀郷が御祭神です。


この城は江戸初期の山城禁止令では廃城になるまで
700年間続いていいますから真の関東の名城です。
そういえば、
平家物語の「橋合戦」に登場し、
急流の宇治川を無理矢理渡河して源頼政を討った
足利俊綱と足利忠綱の父子も藤原秀郷の子孫です。
この平家物語に登場する足利氏は藤姓足利氏といわれ、
源氏の足利氏の前に足利を治めていた一族ですが、
鎌倉の源頼朝に従わなかった為に滅ぼされてしまいました。
その藤姓足利氏の子孫がこの地に移り佐野氏となって栄えたという訳です。
この城から見渡す景色こそまさに「強者どもの夢の後」です。
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唐沢山城 2

2016年10月22日 | 日日録
山頂の唐沢山神社を目ざして登り始めると
大きな井戸が現れました。

この井戸は今日まで枯れた事が無いといいますから
籠城には力強い味方です。
神橋を渡って参道を登っていきます。

参道の脇は絶壁になっていて難攻不落の城の面影があります。

佐野氏15代「佐野昌綱」の唐沢山城の戦いは有名です。
なんと、あの軍神「上杉謙信」に10度攻められ10度負けなかったそうです。
この関八州は、戦国時代に足利氏と北条氏と上杉氏が覇権を争って
三つ巴の戦いを繰り広げた地です。
戦国といえば、織田氏、毛利氏、長宗我部氏,島津氏と西国ばかりが有名ですが
この関八州こそ真に戦国だったので、幾多の強者どもの攻防があるのですが
余り取上げられないのが残念です。
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