木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

続・伊勢神宮(外宮)参拝す

2013年03月31日 | 日日録
外宮正宮の参拝を終えました。
正宮の前に何やら人だかりがあります。
持って来た「るるぶ伊勢・志摩」には何の記載もありません。

「三つ石」です。

聞けば、ここがパワースポットで手をかざすと手の平が暖かくなるそうです。
やってみました。確かに手の平がなにかを感じとっている気がします。
「亀石」の橋を渡りお参りを続けます。

土宮(つちのみや)です。

二拝二拍手一拝

風宮(かぜのみや)です。

二拝二拍手一拝
この神様が、元寇の折り「神風」を吹かせて日本を守ってくれたのだそうです。

多賀宮(たがのみや)です。

二拝二拍手一拝
正宮が豊受大御神の和御魂(にぎみたま)を祀っているのに対し、
多賀宮は荒御魂(あらみたま)を祀っているそうです。
この二つの御魂は神様の二つの側面(人々に幸福を及ぼす側面と人々に祟りを及ぼす側面)を示しています。
光に波の側面と粒子の側面があって相補的関係を保っているのと同じようなものかも。

ひと通り巡り終えました。どの宮にも行列ができ盛況です。
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琳派のデザイン学 読す

2013年03月30日 | 読後記
琳派のデザイン学
           三井秀樹著      NHK出版刊

「琳派」とは、安土・桃山時代の俵屋宗達、尾形光琳を祖とし、
それに続いた江戸時代の酒井抱一、鈴木其一に代表される装飾美術の
大きな芸術の潮流です。
しかもこの流れは血脈によらず、感動と私淑によっている事が最大の特徴です。
この美意識は、日本文化の底流に流れているものであるとともに、
近代のデザイン表現に大きな影響を与えています。
近代デザイン表現の特徴は、
・非対称の構図と余白の美
・平面的表現と鮮やかな色彩
・斜線の配置によるダイナミックな視点の自由度
・抽象的表現と具象的表現の融合
・文様美とデフォルメ(誇張)
・ディストーション(形の歪曲)
・遠近法を無視した表現とコラージュの手法
・奥行き感の強調
ですが、これは琳派の表現の特徴とほとんど一致しています。
現代の「クールジャパン」と呼ばれる文化の潮流も、その底流に「琳派」の美意識があってのものです。
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伊勢神宮(外宮) 参拝す

2013年03月30日 | 日日録
いよいよ今日は、お伊勢参りです。
鳥羽駅から近鉄電車で伊勢市駅に向かいました。



伊勢市駅は新しい駅舎で、駅前広場の工事中です。
門前町の参道を歩いて行くと、いよいよ一の鳥居です。ここから神域です。



伊勢神宮の外宮は、豊受大御神を祀ります。
そも豊受大御神は天照大御神の食事を司るため丹波の国から迎えられた神で、
食に限らず衣食住全てを司るため産業の守護神として崇められているということです。

正宮です。



二拝二拍手一拝

御幌(みとばり)と呼ばれる布があるため、微かに中が見えるばかりです。
突然、一陣の風が起こり御幌がはためき中が見えると、参拝者に「オー」というどよめきが起こりました。
神が帳を開けてくれた様な気がします。
日本人の心の奥には、アニミズム的な共通感覚がきっとあります。
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旅荘 海の蝶 宿泊す

2013年03月29日 | 日日録
長谷寺を参拝して今日の旅程は終わりです。
近鉄特急で鳥羽に向かいましたが・・・
長谷寺駅は普通電車しか停車しない上、電車の本数も少なく
乗り合わせが上手く行かず、だいぶ時間を費やしてしまい、
鳥羽駅に着いたのは、18時半頃になってしまいました。

鳥羽駅からタクシーで今夜の宿泊先 旅荘「海の蝶」に向かいました。
到着してすぐ夕食です。夕食はお部屋で食べられます。
年のせいか、ホテルより旅館、洋室より和室、レストランより部屋食の方が良くなりました。



お料理 美味しかった。
お風呂 良かった。
あちらこちらと歩き回った疲れもこれで完全に癒されました。

翌朝起きると部屋の窓からこの景色です。



今日は いよいよ お伊勢参りです。
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続々々・長谷寺 参拝す

2013年03月28日 | 日日録
長谷寺は、727年に聖武天皇の勅願により十一面観音菩薩を祀ったといいますから、
1300年を経ているわけで、古人にちなんだものがあちらことらにあります。

「故里の梅」です。



この梅は、紀貫之が長谷詣での折に歌い、「古今集」に掲載されているようです。
人はいさ 心も知らず 故里の 花ぞ昔の 香ににほひける

「二もとの杉」です。



この杉は、謡曲「玉鬘」で歌われているようです。
二もとの 杉の立所(たちど)を 尋ねずは 古川野辺(長谷寺のこと)に 君を見ましや

何も知らなければ、ただの梅、たがの杉ですが、
知れば、過去と現在が心の中で重なり想像力が活動を始めます。

長谷寺には、藤原俊成と藤原定家の墓もあるそうです。

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続々・長谷寺 参拝す

2013年03月27日 | 日日録
長谷寺の本堂は、正堂・相の間・礼堂に分かれています。
相の間が、土間になっていて外からそのまま入って本尊を礼拝することができます。
長谷寺の本尊は、十一面観世音菩薩です。
高さは三丈三尺といいますから10m位ありました。

南無大師遍照金剛 南無興教大師 南無専譽僧正

長谷寺には舞台造り(懸け造り)といって京都の清水寺のような舞台があります。



舞台の床が少し傾斜しています。
この舞台には屋根が架かっていないので、水勾配を取っているのではないかと思います。
舞台からの眺めは絶景です。右手の大きな杉は天狗杉というそうです。



帰りに坂の下から本堂を見上げます。





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続・長谷寺 参拝す

2013年03月26日 | 日日録
やっと仁王門に辿り着きました。

はるばる長谷寺までやって来たのには理由があります。
父が死去して、真言宗豊山派のお寺の檀家になったため、
総本山を参拝しようと思いたったためです。
お寺の住職から名刺も貰ってきました。
仁王門の前の受付で、貰って来た名刺を見せて「檀家なんです。」というと「檀家様ですか」と言われ
パンフレットをくれて、そのまま「どうぞ」と通してくれました。

399段の登廊(のぼりろう)を登ります。



登廊の両側の花壇に牡丹が植えられています。花壇の縁には福寿草が咲いています。



ここは「花の御寺」といわれています。
つづら折りの登廊を上がりきるといよいよ本堂です。



南無大師遍照金剛



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長谷寺 参拝す

2013年03月25日 | 日日録
いよいよ近鉄の長谷寺駅に到着です。



到着が少し遅くなったせいか、他に観光客が見当たりません。
駅の向かいにあるコインロッカーに荷物を預けて長谷寺を目指します。



歓迎の門をくぐり、絶壁の様な階段をひたすら下ります。
下りきったところで橋をわたります。橋のまわりに旅館が数軒あります。
きっとここに泊まって長谷寺参りをするのでしょう。
右に折れて町並みに沿ってだらだらと坂を登って行きます。
歩いても歩いてもなかなか着きません。

最後の角を曲がると、両側に土産物屋や食堂が並ぶ参道になります。
参道を登り切ったところでようやく仁王門です。






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軽井沢開き する

2013年03月24日 | 日日録
軽井沢には余りの寒さで正月から来ていませんでしたが、
東京で桜が満開となり春の風に誘われるように来てみました。
奈良旅行の報告中ですが、ひとこま入れます。

到着して開栓するなり洗面所の洗濯機用混合水栓から水が噴き出しました。
暮れにしっかり水抜き処理をしたつもりだったのですが、今年も水栓をひとつ破損してしまいました。
今は洗濯機を置いていないので、将来定住するときまで水栓なしで止水してしまうことにしました。
やれやれ・・・

久しぶりにツルヤに行ってみると、ジンジャエールがいろいろありました。



緑の瓶は日本製、透明の瓶は米国製です。どれが口に合うか一本づつ試してみます。

軽井沢プリンスショッピングプラザでは、「春theバーゲン」の真っ盛りです。
昼間は混むので、皆が帰る頃を見計らって午後5時半頃家を出たのですが、
土曜は午後7時閉店だそうで、あっという間に誰一人いなくなってしまいました。



約3ヶ月留守にしていた間に庭に枯れ枝が散乱しています。
この枝を集めて乾かし20㎝くらいの長さにカットし袋に詰めて置くといいたきぎになります。



一山分集めました。



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橿原神宮 参拝す

2013年03月24日 | 日日録
飛鳥寺から橿原神宮に向かいました。

この神宮は、神武天皇を祀るために明治天皇により創建されました。
50万㎡の神域といいますから、鳥居から拝殿までの参道の長いこと長いこと・・・



ようやく辿り着いて拝していると、何故か神性の様なものを感じます。
参道の長さに心を変容させる効果があるのでしょうか?
二拝二拍手一拝



橿原神宮の背後に、大和三山のひとつ畝傍山(うねびやま)が控えています。
耳成山(みみなしやま)と天香久山(あめのかぐやま)はどこかと見回しても、
周囲の建物に視界を阻まれて見つけることはできませんでした。
この三山の中心付近に藤原宮があったそうです。
この地がそのまま、「万葉集」です。

飛鳥のドライブ旅は、これで終了です。
大和八木駅近くのトヨタレンタカーに車を乗り捨てて、近鉄電車で長谷寺に向かいます。



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