とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

よき こと きく 

2011-07-18 22:56:50 | 日記
よき こと きく 



 横溝正史ではないが、最近所謂 よき こと を きく ことがすくなくなった。
 私の心か衰退し始めているということもあろう。いや、それにしても よき こと が少ない。
 私の孫が学校からハマナデシコの種子をたくさん貰ってきたので、随分前に種まきをした。すると、すべて発芽して、おそろしくたくさんの苗ができた。いや、できつつある。これがすべて花を咲かせると、ナデシコの花畑になってしまう。この花の葉は普通のナデシコとは違い、つるっと丸く肉厚である。
 


 そう思っていた矢先、大和撫子の快挙に感激した。これはやってくれるとは思っていたが、いざ実現してみると夢ではないかと思った。これは根性とかいうレベルのものではない。逆コース語だが、神業である。神国日本の・・・、いや、そんなことまでは言わないが、どえらい力がついている感じがする。日本を明るくしたいというひたむきな情熱。被災者の思いの集積。犠牲者の魂。そんなものがもろもろ彼女たちを後押ししたに違いない。
 もちろん鍛えぬいた体力・技術もある。パスで相手を振り回す技術はすごかった。大きな体にぶつかっていく闘志もすばらしかった。PKでキーパーか足でボールを跳ね返したところなどは神業であった。
 女性の時代が本格的に到来したという気持ちを強くした次第である。日本の男子も負けてはいられない。


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