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ブクログより
何かのおりに目にするたび、ずっと気になっていた作品。
先日小川洋子さんの、読書案内のような本で絶賛されていたので、読んでみた。
作者がインド系の方なので、登場人物も出来事もインド系の短編小説。
何か事件が起きるわけでもなく、ミステリアスでもなく、ただ淡々と人々が暮らしている、そんな一コマを切り取ってお話にした、という風なのだけれど、なんだか読んでいると時間がゆっくり流れ、ゆったりと気持ちがよい。
しみじみというのでもないし、読後、特に印象に残る話もないのだけれど、いつまでも物語の中に入っていたいと思わせる不思議な世界だ。
新潮社のクレスト・ブックスのシリーズの中の一冊なのですが、クレスト・ブックスって、いろんな国の作家さんの作品があって、題名がとても素敵で「その名にちなんで」「帰郷者」「海に帰る日」「千年の祈り」「パリ左岸のピアノ工房」等々、どんなお話なんだろう?って題名だけでワクワクします。
じっくり読んでみたいと思っているのですが・・・
停電の夜に / ジュンパ・ラヒリ
★★★★☆