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ブクログより
北野天満宮を東に行くと物語の舞台の上七軒はすぐだ。
時代は幕末、佐幕だ勤王だと日々緊迫していくなか、行方しれずになったり、命を落としたり、翻弄される男達にまた翻弄される上七軒の芸妓たち。
潔いというか、あっぱれと言うべきか、実在の人物も登場させて、よりリアリティに進んでいく物語に、いつしか引き込まれていく。
上七軒は老舗の和菓子屋さんがあったり、昔の建物を利用した飲食店が軒を連ね、今も十分に昔のおもかげを彷彿とさせる情緒あふれる界隈だ。天満宮の梅ももう見頃だろうし、都おどりもはじまる。
あ~長らくあのあたりは行っていません。自分の知っているところが舞台の物語って、すごく感情移入してしまいますね。
ちょっと路地に入ったりすると、本当にタイムスリップしたみたいな感覚に陥るところもありますものね、今でも。時代物のドラマの撮影に使えそうな・・・
お~ちょうど今月の天神さんは(25日)日曜日か・・・ 人が多いからやめとこう。
舞灯籠-京都上七軒幕末手控え / 蜂谷涼
★★★☆☆