今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

ROMES 06 まどろみの月桃

2012年04月20日 | 「本」のひきだし

ブクログより



西日本国際空港に設置されている、最新型地上総合警備システム「ROMES」を駆使して日夜警備にあたる天才的システム運用者、成嶋優弥と警備員の物語でシリーズ物。

これは何作目なのだろう。
薬物の密輸、危険物の放置、ことごとく追跡、確保に導くROMESは今回も快調だったが、犯人の目的は別のところにあった。
優秀なROMESも人間の執念、怨念にまでは及ばなかった。

半島の時事、問題がテーマになる小説が多い作者だけれど、今回はチベット問題がキーワード。

成嶋と犯人の手に汗握る攻防戦というのは無かったかわり、チベットの歴史にも考えさせられることは多いなぁと思った一冊。
このシリーズはわかりやすくて好きだなぁ。それにこの作者の描く若者がかっこよくて・・・好き。



ROMES 06 まどろみの月桃 / 五條 瑛
★★★★☆



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