今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

マラソン中毒者

2013年12月25日 | 「本」のひきだし

ブクログより



マラソンって考えたら、簡単なスポーツですよね。足を交互に動かして前に進むだけ・・・?
思い立ったら今すぐにでもできます。
年齢もあまり関係ないし、性別も関係ないし、場所もいらないし、というわけで昨今マラソンブームらしいです。
著者も生まれて35年、スポーツ歴なし、だったのが何かのきっかけで走るようになり、始めて2・3年で100kmマラソンや、鉄人レースや、はては南極マラソン、北極マラソンなんてのまでとにかく走る、走る・・・
なにがそこまで彼を突き動かすんでしょうね。
もはや人間業とは思えない小野さんのマラソン。
もしやマラソンって本当に中毒になるの?

最初本を手にしたときは、IT企業の社長さんのちょっぴり気まぐれマラソン記、かと思っていました。
読んでみてかぶりものをして走ったり、全国各地手当たり次第エントリーしたり、やっぱり時間とお金がある人の趣味なのね・・・ところが、終盤になり、そこまで本気だったのね、マラソンって他人を励ますこともできるのね、と大いに初めの考えを覆すとともに、小野さんにちょっと敬意を表したいと思いました。


マラソン中毒者(ジャンキー) / 小野裕史
★★★★☆

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