フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

リンリンの実力

2010-12-10 22:07:24 | ハロプロ(娘。)
 小さい頃から親に連れられて芸能界で過ごし、学校の行事にもあまり参加出来ず、人並みな学校生活が送れない。大人に囲まれて仕事をしているから子供らしい遊びもあまり出来ず、いつしか人への甘え方もわからないまま大人への階段を登っている。
 そんな子に、あなただったらどんな言葉をかけてあげますか?高橋愛ちゃんはこのような言葉をかけたそうです。

 「これからは私達を家族だと思って接して。思い出はこれから一緒にたくさん作っていこう」

 その言葉で、一人の女の子が異国で生きていく勇気を得たのでした。

 テレビ番組「美女放談」にリンリンが出演した時、リンリンは加入当初ホームシックにかかり、周りに壁を作って誰とも打ち解けていなかった事を明かしました。そんなリンリンの作った壁を高橋愛ちゃんが壊してくれたのだとも語ってくれました。
 私は美女放談の放送回で一番好きなのがこのリンリンの回。ちなみに次に好きなのは、鳩山元総理夫人と対談した愛理の回です。

 リンリンが周りとうまく打ち解けてなさそうなのは、加入当初にハロモニ@などを見ていて気づいていました。ジュンジュンは早い段階でさゆや亀ちゃんと打ち解けていた印象がありましたが、リンリンは同い年のメンバーがいない事もあり、どこか孤立しているように見えたものです。
 それが、いつの間にかメンバーと絡むようになった。おそらく上記の愛ちゃんの励ましがあった以降の事なのでしょう。

 リンリンは加入当初のこのような事があったからか、色んな意味で出遅れた感が否めず、多くのヲタがリンリンの実力に気づき始めてからまだそんなに年月が経っていない。今に思えば惜しい。もっと早くリンリンの実力に気づいていれば…そういう人もいるのではないでしょうか。
 そもそもが、プロデューサーや関係者もリンリンの実力をきちんと分析して評価出来ていたかが怪しい。バラエティ適性もあり歌も上手いリンリン。歌の上手さに関してはプロデューサーは気づいていたと思うけれど、結局それをモーニング娘。で活かす事は出来なかったと言ってよいと思います。

dearest. / リンリン(モーニング娘。)

(松浦亜弥さんの曲を熱唱するリンリンです)

 変なところは公平を重んじて平等主義なこの事務所は、こと歌に関してはシビアなくらい序列を重視する。前列と決めたメンバーはとことん前列。曲調によってメンバーの立ち位置を入れ替えてみようという事はほとんどやらない。大体からして、その曲調というものがグループの前列メンバーのカラーに合わせて作られているような感さえあります。
 そのようなやり方に固執せずに、シングルでリンリンを前列に持ってくるような起用があれば、リンリンはもっと化けていたかもしれないと思います。
 ジュンジュンは監督の戦術に合わなかったフォワードだと前回書きましたが、さしずめリンリンは監督に使ってもらえなかったフォワードと言えそうです。

 それでも、リンリンはこの曲のあたりからステージでも少しずつ存在感を出して来たような気がします。

グルグルJUMP(久住小春・ジュンジュン・リンリン) (MM2009春)


 日本語もうまくなり、笑顔も自然な感じになってきた今のリンリン。この先をもっと見たい。小春もそうだったけれど、もっとモーニング娘。である姿を見ていたかった。でも、ソロ歌手リンリンとして、いつの日かまた日本のファンの前で歌ってくれると信じています。その日を楽しみに待つ事が、彼女の実力に早く気付けなかった我々の努めであるように感じています。

リンリン For you....

コメント
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