フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

グループの顔

2010-01-15 22:06:43 | ハロプロ2010
 前回、℃-uteの新曲について書きました。「SHOCK!」の話はこの一回で終わらせて、次はガーディアンズ4の新曲PVが可愛かったとか、モーニング娘。の舞台で共演する女優オーディションを開催する話題などを書くつもりでしたが、もう少し「SHOCK!」関連の話題を書きたいと思います。
 と言っても、今回は℃-uteに限った話ではなく、ハロプロ全体の話です。

 アイドルグループのセンターは何人が適正人数なのでしょうか?
 今回の℃-ute新曲の鈴木愛理1TOPには、多くの人が「それは違うんじゃない?」と疑問を投げかけました。
 新生℃-ute第一弾で実行した事には疑問を持ちますが、私は愛理を1TOPにするのはアリだと思っています。正確に言うと、℃-uteの歌の軸として愛理が不動のエースである事は必然と思っています(シングルでは、曲調に合わせて異なるメンバーをもう一人センターに付けてほしいとは思いますが)。
 その分、他のメンバーは各自の得意分野を磨けば良い訳で、℃-uteは歌以外にも色々な活動をしていますし、元々各メンバー毎に担当(トークは誰、仕切りは誰みたいな)が決まっているグループでもあります。
 ハロプロは音楽活動が中心にありますから、そこで目立つメンバーはグループのセンターと思われがちですが、アイドル活動は何も歌だけではありません。例えば、今のモーニング娘。は、歌は高橋愛さん、田中れいなさんが目立つが、バラエティでは道重さゆみさんが目立つ図式が出来上がっています。テレビには、さゆが一番出ているから、それだけを例にとればモーニング娘。の顔は道重さゆみ!という事になります。

 さて、それではアイドルグループに於けるセンター、つまり「グループの顔」は何人がベストなのでしょうか。個人的な意見としては、四人以下なら一人、五人以上なら二人、十人以上なら三人がベストだと思っています。
 三人組でも、Buono!は全員センター、全員エースではないかと思われる方もいると思いますが、Buono!は各ユニットのエース格が集まったスペシャルコラボレーション。なので例外です。

 四人以下ならば一人がベストと書きましたが、スマイレージはどうやら、ゆうかりんをエースに花音をそこに対抗させて二枚エースで行くように見え、またあやちょやオガサキちゃんも決して後列という扱いではないポジションに位置するようです。
 これは、前列だ後列だと騒ぐヲタ感情を考慮したもののように思えます。このやり方が成功するかどうか、興味深いです。スマイレージのやり方、見守っていきたいと思います。



 「グループの顔」がハッキリしていると、ファンではない人達にグループの魅力をアピールしやすいという点に於いては、その人が魅力の伝道師になるからわかりやすい。
 センターがちょくちょく変わるやり方や、センターが大勢いるやり方は、そのグループのファンにとっては嬉しい事です。色んな展開が見られる楽しみ、色んなメンバーが推される嬉しさなどなど。
 しかし、それだとファンではない人に、このグループにはどんな子が居るのかを印象づけにくい。

 例えばAKB48。あれだけ大人数を抱えるAKBですが、選抜メンバーは大体固定され、更にエースは前田敦子さんが不動のポジションを築いています。
 先週からテレビ東京系列で始まったAKBのドラマでも、やはり前田さんが主役級なようです。こうすればファンではない人が見ても、前田敦子という名前と顔は印象づけられ、興味を持つ入口になる訳です。

 実はハロプロもそれは承知していて、かつて幅広い層に人気があった時代のモーニング娘。は、エース格を固定していました。
 初期は安倍なつみさん。
 LOVEマシーンからは後藤真希さん。
 いずれも絶対的なエースでした。他のメンバーが横に付く事はあっても、代わりになる事はあり得ない存在です。真ん中をしっかり固定しているからこそ、周りのメンバーも安心して個性を出せて、それらのメンバーにもファンが付いていく好循環。
 しかし、絶対的エース制を止めて群雄割拠なモーニング娘。にしたところ、モーニング娘。の人気は下がっていった。その間に五期、六期と新メンバーも増えていくから、誰が中心的存在なのか、ますますわかりにくくなっていき、そして新規ファンが増えないまま、既存のファンを減らしていった…。

 そして今。ファン層の違いに合わせてエースの在り方、グループの顔の人数などを変えていくハロプロになりました。コアヲタが他より少ないという事情があるからか、℃-uteは愛理をグループの顔として位置づけ、絶対的エースに置いています。めぐの脱退があった影響とはいえ、メジャーデビュー曲「桜チラリ」は実質鈴木愛理1TOPでした。そして、℃-uteの人気を上げた曲である「都会っ子純情」は愛理のソロパートが長いという、かなり愛理1TOPに近い曲。そして、℃-uteは既存のハロプロヲタではない層、つまり新しいハロプロファンを「都会っ子純情」から掴んでいきます。

 ターゲットが違えば、グループの顔の人数も違ってくる。私は、鈴木愛理を絶対的なエースにする事自体は、戦略的には間違っていないと思います。それは、℃-uteが未だに新しいファン層の開拓を諦めていない証明でもあるように思えるからなのです。

 それを踏まえて言うならば、今後モーニング娘。が「グループの顔」をどうしていくかに興味があります。モーニング娘。も、新しいファン層開拓を再び始めたような気がするのです。つまり、絶対的なエースを置いてアピールをするのか? 以前から愛ちゃんがそういう存在と言えそうなポジションにいますが、なんか絶対的エースとは少し違う。新しいやり方をしてくるのか? それとも変化無しなのか?もう少し成り行きを見守ってみたいと思います。
コメント (11)
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