遠くへ(20180802)
何かで読んだのだが、フライフィッシャーのハマりどころは源流、タイイング、遠投の3つある、とのこと。
出典は忘れてしまったし、その当時”その3つ全部必要だろう”と簡単に思ってもいた。
その私が今、ド遠投にハマった。
バットから折れたDH#12に「ついにここまできた」と感動するほどに。
そのDH#12は現在入院中、手元にはDH#10、#8、#6がある。
このDH#10なら、SAのOH&D#10iやRioのScasndi3D#10で折れることはないだろう。
それほどDH#12にかかる負担は重かったし、また難しかった。
でも身体が慣れると少しづつ、でも確実に距離が出ていった。
「ヨッシャッーイッッケェェェッッー!」と振り抜いたら”バァッッキィィィィッッッッッ!”と。
高番手スペイ2日間の結末。
今後も私はDH#12を何度も折るだろうけれど、きっとヤメられない。
それだけド遠投には魅力があるし、何より釣れる。
スペイキャスティングの世界記録は80m超級。
もちろんこれは極論だが、でももし追い風に乗れば、カナリ遠くまで届くはず。
例えば早朝夕刻の陸風など。
遠投で有名なのは、杉坂研治氏のkencube、「K・Bullet SD-X#13 17ft」。
但し書きにもあるように、このロッドはOH専用でスペイ設計ではないとのこと。
その専用ラインが「Super Distance Line #12-13」で通称SPDライン(Spey Distanceではない)。
実は何気に持っていて、何時使うんだろう、何故買った?と自分でも不思議だったライン。
これは、SD-X#13のOH専用のラインだった。
何度か使ったことがあり、今思えばSAのOH&D#12に似た印象、まあ、当然だが。
ショアからのOH遠投を考えれば、SD-X#13はありだと思う。
特に宮崎のサーフ、冬場のオオニベ。
釣れた場合の記録申請には、下記のHP情報を参考にさせて頂きつつ。
「フライ DE オオニベ 計画」Hermit Fly Shop様
大分でもショアでブリ(!)が釣れる。
ハマチ、イナダ、ワカシではなく、ブリ(!)なのだ。
これが大野川河口、大分川河口周囲で釣れる。
それも九州サクラマスよりも遥かに高い確率で。
延岡の五ヶ瀬川河口域では、夏場にGTの幼魚50cm級が、サクラマスよりも確実に釣れる。
ヒラメやマゴチはいわずもがな。
すると、河口からショアをぶっとい竿で徘徊し、周囲の安全が確認できる場合はOH、誰が側に寄るか分からない場合はスペイを、それぞれ使い分け、サクラマスを狙う感覚でビックフィッシュを待つ、のが現実的だろうか。
来年は中禅寺湖で投げてみたい。
ヒグマの支笏湖は、遥かその先。
とにかく、遠くへ。