なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

湯布院オイカワの怪(20240206)

2024年02月06日 21時31分23秒 | 机上釣

湯布院オイカワの怪(20240206)

湯布院オイカワは2019年1月頃(20190127)から本気で参入した。
この時の鈎は「チャートリュース・ミッジTMC2488H#22」でフライフックを使っていた(20181230)。
でも2時間20匹で時速10匹と貧果なのに「メチャクチャ面白い」とある。
ただし「アタリまくった」ので、一流し毎にテイクは何度もあったのだろう、でもそれをフックアップできなかった。
それから鈎の研究をはじめ、秋田キツネ0.5号などの小針から少しずつサイズアップし、最後は秋田キツネ3号に落ち着いた(20220110)。
その間、鮎チンチン毛針を真似てマルト針のフライフックを使ったけれど、やはり餌釣りでピカイチだった秋田袖系には釣り負けた。
なので2022年1月から秋田袖系の管付き針として秋田キツネ3号を常用し始めた。
赤虫鈎の正解はフラットティンセル銀下地にダンビル6/0ワックスドレッド赤を巻いたパターンで、フラットティンセル赤版はスカらしい(20220131)。
同様に、JR鉄橋下の深場(水深1m近く)は、スペイ天秤形式の粘度オモリで沈めるのが正解で時速77匹と釣果が激増。
この深場のノーシンカーは、同時同場所で時速10匹と驚くほど釣れなかったのに。
この結果から、膝上水深はスペイ天秤シンカーを使うべきとある(20220130)。
2022年10月以降、メインのフロロが0.4号から0.8号に換え、エポキシ硬化鈎を使い始めた。
この頃に、ストリップドピーコックbody/ラビットハーズマスクのスロート/スターリングのソフトハックルのパターン(ピーコックソフトハックル)が完成した。
しかしメインラインにDT#1-2Fを使い続け、マルチドロッパー・ジャムが多発し、その解除でタイムロスし釣果が失速した。
2023年1月から、レジロン95号bodyが「ナガレトビケラ」パターンで効果的なのを知り(20230112)、これを多用し始めた(20230123)。
2023年2月には、時速60匹超から一日489匹となった(20230211)。
2023年12月から、湯布院オイカワにナイロン20号をメインラインで使い始め、マルチドロッパージャムが激減し、時速70匹超がコンスタントに続き始めた(注1)。
また、ロッドに3m弱のkenncubeのSONAR10.6ft#1を使い始め、マルチドロッパーの取り回しが楽になった。
2024年1月に、今季の湯布院オイカワのメジャー鈎が決定し、それがピーコックソフトハックル、ブラウンソフトハックル、そしてレジロン95号bodyピーコックハール版ナガレトビケラだった。
釣れる頻度は分速2匹を超え始め、オイカワさえいれば時速120匹に達し始めた。
入れれば即釣れる状態で、マルチドロッパーでも一度に一匹しか掛からないけれど、5−8本ドロッパーのどれか一本に掛かれば良く、それで釣果が加速した(注2)。
2019年1月から2024年1月までの5年間で、同じ湯布院の場を釣り、時速10匹から時速120匹超えに至った要素は下記。

1)マルチドロッパー
2)ナイロン20号
3)ティペットがフロロ0.8号/1.2号
4)秋田キツネ3号の採用
5)エポキシの導入
6)湯布院オイカワのメジャー鈎3種の完成
7)SONAR10.6ft#1の採用
8)ドロッパージャムの激減(2,3,7のおかげ)

今後の課題に、膝上水深の場でスペイ天秤の粘土ショットを使う方針。
シンカーとしてのスイベルは、今後使わない。
水深が膝下ならシンカーフリー、膝上ならスペイ天秤ショットを使う。

いずれにせよ、オイカワのフライフィッシングが、どうしてこうなってしまったのか。
それこそ「湯布院オイカワの怪」だ。

注1)
ナイロン20号のメリットはその細さと堅さと透明さ。
細く張りがあるワイドループで、向い風に押し戻されず、よくターンする。
しかも透明でオイカワが散らず、近距離で釣れ続き手返しが早い。
ロッドが10.6ftなのも早い手返しに役立っている。

注2)
このマルチドロッパー構成鈎に「スカ鈎」が混じると、そこが時速の「穴」となる。
たとえ8本マルチでもほとんど「スカ鈎」なら実質2−3本鈎同然で、しかもジャムって時間をロスする。
なので時間釣果が加速したのは、スカ鈎を潰していったから、らしい。
(スカ鈎の代表はチャート系小鈎、ノーハックル鈎も打率の悪い鈎だった)
野球でいうところの9人全員が4番バッターなら、1回表でコールド勝ちする、それと一緒。
ドロッパーは全部、アタリ鈎をズラリ揃えるのがベスト。

追記)
しかし、8本マルチを使って8本全部に「スズナリ」せず、釣れるのは1匹毎なのに驚いた。
ガンガンくるテイクと、フックポイントが口に掛かるのとは別次元だった。
オイカワはハックルにテイクするらしく、それが次第に抜け落ちていく。
チモト位置のハックルはフックポイントから遠く、それで掛かり難い。
鈎の水中姿勢も関係する。
もしかしたら「喰わせ鈎」は、単軸のショートゲイブにピーコックハール巻きのレジロン95号+ラウンドティンセル銀XFがベストかもしれない。
秋田キツネ3号ソフトハックルはアトラクターとして究極だから、この前後の「喰わせ鈎」アレンジが良い。
今のところ、テイクして掛かるのは確率論的で、それを少しでも改善するには、鈎を研究する以外ない。
湯布院オイカワは鈎で決まる部分が大きく、ここは試行錯誤で突破する。

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