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なかなか釣りに行けない(goo版)

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

宮崎県冬季釣り事情、ヤマメ密漁の境界線(20201117)

2020年11月18日 06時44分25秒 | 机上釣

宮崎県冬季釣り事情、ヤマメ密漁の境界線(20201117)

密漁の定義は下記。
https://ja.wikipedia.org/wiki/密漁

曰く
「日本における「漁業を営む」の解釈は、「営利の目的で反復継続の意思をもって行う行為」とされ、漁獲の有無については問われない。つまり、例え漁が空振りであったとしても「営利の目的で反復継続の意思」で行ったのであれば、漁網を使う漁業であれば投網、潜水器漁業であれば潜水の時点で既遂となる。」
「採捕禁止期間や漁法に関する規定は、都道府県の海面漁業調整規則に記載されている。各都道府県によって対象魚種、期間、漁法は異なるので、釣りも含めて魚介類を獲ろうとする際には、注意が必要である。」
「漁業権の侵害とされるのは通常、共同漁業権のことであり、これは対象となる魚種が指定されたうえで、個人に対してではなく漁業協同組合に対して都道府県知事から付与され、漁業者は所属する組合から漁業権の行使承認を得ているという形になっている。そのため、漁業協同組合によっては一般人に対して有料で漁業権が設定された魚種の採捕を認めているところもある。また、漁業法で規定される漁業権侵害の罰則は、20万円以下の罰金であるが、親告罪となっており、漁業協同組合には密漁に対する温度差もあることから、法執行機関に対して告訴状を提出しないということもある。この場合、行為としては密漁を行っていても、公訴提起ができないことから釈放となる。」

大分県の内水面における遊漁規則にニジマス項目はない。
https://www.pref.oita.jp/soshiki/16350/09.html

宮崎県の遊漁規則概要へのニジマス項目は祝子川のみ。
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/gyogyo-shigen/shigoto/suisangyo/documents/1550_20190718092241-1.pdf
しかし宮崎県知事から漁業権執行を付与された宮崎県内水面漁業協同組合連合会が示すルールにはニジマス項目がある。
http://www.miyazaki-ngr.jp/rule/
曰く
「捕ってはいけない期間(第26条) ヤマメ10月1日~2月末日、ニジマス 2月1日~3月31日」
「捕ってはいけない魚の大きさなど(第27条) ニジマス、ヤマメ(全長15cm以下)」
とある。

つまり宮崎県の冬季ニジマス釣りに限って考えれば、ヤマメが生息する流域で10月1日~2月末日の期間に渓流釣りをする行為そのものが、たとえ釣れていなくても(魚籠なし=C&Rでも)漁業権を侵害したと漁業協同組合側は判断する。
これは祝子川漁業協同組合の考え方だ。

「ニジマスとヤマメをどう釣り分けるんでしょうか(絶対できないでしょう?)」
もちろんハリスを太くすればヤマメは釣り難くなるが必ずではなく、稀に釣れてしまうことがあるから言い訳にならない。
ただ祝子川漁協の考え方は、祝子ダムから下は「ヤマメはいないから釣りをしても遊漁券があれば密漁ではない」とのこと。
つまり漁協がヤマメ流域ではないと考えるなら10月1日~2月末日の釣りは許されるのだ。

実は西米良村一ツ瀬川も村役場インフォメーションに「令和2年のニジマス釣りは中止(禁止)です」とある。
そこがヤマメ流域だからだろう。
https://nishimera.info/news/397.html

私のニジマスなホームリバー大分川で10月1日~2月末日に釣る人がいないのは、ヤマメ密漁で検挙されるから。
それはニジマスな鳴子川も含め大分県内どの河川も皆同じだ。
(このお題は有名サイト「九州の渓流釣り」で2011年に憧渓様が既に考察済み)
「渓流釣りのグレーゾーン」
http://enoha.blog4.fc2.com/blog-entry-523.html


では冬季のニジマス釣りで噂の宮崎県小林市〜高原町の大淀川水系はどうだろう。
ヤマメが釣れるのはかなり上流域らしいから、中流域とされる小林市から高原町の市街地は漁協的なヤマメ流域から外れるかもしれない。
それならニジマス禁漁期2月1日~3月31日を避ければ小林市から高原町市街地の大淀川中流域は密漁を疑われない。

この流域の管轄者「小林高原野尻漁協」様にお電話し直接お伺いすると下記の通りご教示頂けた(ご対応有難うございます)。
1)小林市街地にヤマメはいない、ヤマメはもっと上流だから旧岩瀬橋辺りなら問題ない
2)高原町高崎川は下川原橋にヤマメを放流しているので、その近くは密漁を疑われる
とこのと。

この「下川原橋」とは高原町蒲牟田地区の「蒲牟田砂防堰堤」すぐ下の橋で蒲牟田川に掛かる橋だ。
この蒲牟田川が湯之元川と合流して高崎川となるらしい。
ちなみに蒲牟田川下川原橋ライブカメラURLは下記、この付近がヤマメ放流ポイント。
http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/bousai/top.html?gmn=mapDS6_I10

つまり湯之元川合流点より上流の蒲牟田川(高崎川)は密漁を疑われる。
だからヤマメを入れていない湯之元川やその合流点下流域の高崎川はフライでもトラブルは避けられるかもしれない。
小林高原野尻漁協の方がおっしゃるように「上流部はダメでしょうけれど」中下流域は「大丈夫です」。
もちろん高原町小林市そして御池の来年3月までの年券は「この辺りで買った券に限ります」と、これは重々承知致しました。


以上より小林市から高原町市街地のフライに限れば、上流域には決して踏み込まず、中下流域でイダを釣り尽くし、その間に稀にニジマスが釣れることがある、と考えるのが無難。
都城市釣具店の情報「高崎川でニジマスが釣れる話は聞いたことがありませんね、ナマズは有名ですが」からもニジマスは狙って釣れる魚ではないのだ。
もちろんそれは御池でも同じなのだが。
(「御池は12月から1月にならないとニジマス接岸しませんよ」とは都城釣具店様)

小林市から高原町市街地で釣る場合の注意点
1)上流域には決して立ち入らない
2)魚籠と紛らわしい物は持たない(ロッド、スリングス、ネットのみ)
3)ゴツいシステムを使う(DH13.6ft#6、TEAL-MSD#67、TG3.7g、ティペットフロロ2号、イダならそれでも釣れる)
4)地元の方と交流する(何処から来て何処に何時まで泊まるのか正確に言う)
5)新型コロナに留意する(特に新型コロナを相手方に持ち込まぬよう)
6)もしニジマスが釣れてもONタイムなリアル情報公開を控え(ネットでは微妙な配慮が伝わり難い)、自分だけの暗号で表記する
7)宿にも「何処で何を釣る」のか説明しておく

イダならメンディングステイで釣れる。
9月末の川辺川、マルチドロッパーのメンディングステイでゾロゾロ釣れた。
それと同じ釣り方をする。
イダ実績はグリキン系マイクロチューブ、鹿革太長層グレ5号、他ホワイトミラー#10、フェザントテイル、グリーンフェザント。
今年3月に大分川で使ったニジマス用太マルチドロッパーがそのまま使える。

なお高崎川は鯉から間違ってチョウザメまで釣れるらしい。
なのでネットはデカイ方がベスト。

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