Nonsection Radical

撮影と本の空間

若者の人生

2016年10月03日 | Weblog
仕事先で共に働く若者が辞めるという。
satoboのようなロートル(死語)にも優しく接してくるイケメンだった。
こういう若者がいつかない仕事場なんだろうなと思う気持ちもある。
現場の責任者はみんな熟年世代で、長年仕事をしているとある種”出来上がった”仕事の仕方というものあって、作り上げてきた人たちにとってはそれはなんの不都合のないよく練られたシステムとなっている。
一方で、そこに働く若者たちにとって変えようのないシステムとして存在し、改善点や自分達にマッチした仕事のやり方を取り入れる隙間のないものとなる。
その結果、若者は去り、仕事場は高年齢化していく。
単純に若者に忍耐性がない言えばそれまでだが、次世代を担っていく人材が育たないのは事実で、問題点として誰もが認識しているけれど解決点が見いだせないようだ。
satoboのように日々の日銭が入って来れば仕事を選ばないという立場ならともかく、今後も長く働いて”人生設計”を考えなければならない若者にとっては「続かないな」と思う仕事場では魅力がない。
ましてや心優しく不平不満を日ごろ口に出さない人にとっては、ある時点で転換期を迎えることになり、周囲では急に辞意をという衝撃を受けるわけだ。
結果的に、長く続けている人だけが残ることになり、新陳代謝は進まず、既存のシステムが変わらず存在して問題は先送りされる。
その間に人手不足で末端(これも高齢者)が過重労働で力尽き(なにしろ体力がありませんから)の悪循環が・・・
やがて既存の仕事のやり方も維持できなくなり、仕事場に悪い空気が・・・
こういうことが今後も高齢化社会では多発するようになるのだろうが、これを変えていくのは会社の”上”の考えることであるので、末端はどうしようもない。




座間2丁目の街並み 1
神奈川県座間市座間2丁目
撮影 2016年9月2日 金曜日 11時35分
コメント
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