Nonsection Radical

撮影と本の空間

東大デモクラシー

2009年10月15日 | Weblog
某月某日
先日探していた岩波書店の「日本のドキュメンタリー」見つかりました。
わざわざ隣接市にまで行かなくても通勤駅の近くの本屋さんにありました。
その本屋さんは田舎都市には珍しく岩波書店コーナーがあります。
新書ではなく、単行本の。
これってスゴくない?
といってもわからない人が多いでしょうが。
普通、書店というのはいわば委託販売です。
本を売ってマージンを受け取る。
本屋さんが本を仕入れて売っているわけではないのです。
だから一定の期間が過ぎた本は返却されるのです。
マージンはだいたい20%~23%ぐらいでしょ。
1000円で200円そこそこの利益。
そこから店舗維持費や人件費を引いたのが儲け。
だから漫画本でも万引きされたら店の売り上げはなくて支払いだけする事になり大損です。
一方岩波書店の本は基本的に買い取り制です。
つまり書店が仕入れるわけです。
売れなければ書店の損失です。
それを仕入れる書店はエラい!
岩波の本などあまり売れるものは少ないのです。
でもイイ本がたくさんある。
今日も棚を眺めて、何冊か立ち読みしましたが、欲しい本があった。
でも高いんです、岩波は。
結局お目当ての本だけを持ってレジへ。
レジ脇を見るとなんと紀伊國屋書店のPR誌「scripta」が置いてあった。
この雑誌をずっと探していたのだが、置いてある本屋さんが少ないのです。
それがこんな近所にあるとは!
岩波も置いてあって、まさしく東大デモクラシーというヤツですな。
コメント (3)
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