闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

フェールセルフ

2005年11月16日 23時57分43秒 | Weblog
今日の京都はブッシュ大統領の来日で厳戒態勢、
日本各地の警察から応援に来ていて警官だらけだった。
その警官たちが乗ってきた警官バスが通りの至る所に停車していたので
狭い道路の京都の事、かなり渋滞の原因になっていた。
おまけに道路の閉鎖や検問が多く、市民生活もあったものではない。

京都で世界的イベントが行われるのは良いが
果たして市民生活を害してまでやるほどの事か?
もっと日常的にテロを警戒していたら、
急なことでもあわてる事もないだろうに。

コンピュータの世界では、様々なトラブルを予め予測して
よりトラブルを最小限に抑えるためにフェールセルフという考え方がある。
それがどれだけプログラムに反映されているかで良し悪しが決まる。
特に医療機器、飛行機、スペースシャトルなど人命に関わるような場面で
使われているコンピュータプログラムには必須だ。

フェールセルフは上記の例に留まらず、様々な場面で有効である、
JR福知山線の事故もフェールセルフという概念を取り入れていたら
発生する事もなかったかも知れない。
先日の東証のトラブルも最小限に留まったはずだ。

以前、通信事業や電力会社のプログラムを手掛けていた時は
かなりフェールセルフを意識して作っていたが、現在、
幸い私たちが作るプログラムは今ところ人命には殆ど影響がないので
普段はあまりフェールセルフを意識せず作っている。

しかし、今まで事故は起こっていないが、ユーザはしばしば設計者の
予測を超えた使い方をするので、フェールセルフを考慮した方がいい。
バブル崩壊以降、短納期でソフトの開発をするため
差し迫った問題に時間を割かれ、いつ起こるかわからないトラブルに対する
対処など置き去りにされているのが現実である。

このことは「余裕が無い→時間を割けない→いざという時危ない」と
実は大問題を内在する結果となる、技術者としてはもう少し余裕のある
開発を行いたいものである。


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今日のステータス:

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