闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

起業する人へのアドバイス2(融資編)

2005年11月19日 23時57分48秒 | Weblog
昨日は体調不良のためブログを休みました。
今年は秋の花粉症にかかり、それと持病のゼンソクがあいまって
ここ数週間調子の悪い状態がつづいていたのですが
昨日、客先企業で事務所のちょっとしたレイアウト変更のおりに出たダストで
咳が止まらなくなり定時後は病院へ直行、情けない話です。
現在は、薬が効いているので比較的安定していて問題がありません。

知り合いがこの度独立するというのでずっと相談に乗っているのだが
一番の不安は資金面、現在は問題がないがやはり創業2・3年は
資金繰りがかなり厳しい。

そこで公的金融機関からの融資を考えているので意見を求められた。
うちの会社も初期の頃、資金繰りが厳しいので公的金融機関から
融資を受けようとした
事がある。
当然審査なるものがあるのだが、そこで聞かれたのが実績
「?創業して間もないのに実績?」と疑問に思われた方は
自然な神経の持ち主である


創業間もないのに実績もひったくれもあるものか
実績を作るために資金の融資を頼みに行っているのだ。
公的金融機関では無能にも事業の将来性を判断できないので
担保を頼みとしているのだろう。
これでは日本に起業家が育たないのは当然だと思った

その話を、上記の相談者にしたところ公的金融機関からの
融資を考えず直接融資の検討をするようにしたようだ。

京都には堀場製作所の会長である堀場さんなんかが
中心となって事業計画を審査してくれる機関などがあるが
審査は年に1・2回。 審査で一等賞を取ると
公的金融機関から特別待遇で融資を受けられる。
まぁ直接公的金融機関に行くよりはましであるが・・・

しかしそんなペースでは起業家は育たない、
それに一等賞を受けた企業が上場する予定だとも聞いた事がない。
はっきり言って事業は掛けなので、
たった1回の審査で将来など見えるはずがない

うちの会社も現在は少し安定した資金繰りが
計算できるようになってきたのでよかった。
こののち会社が大きくなって公的金融機関の方から
融資の話を持ちかけてきても絶対相手にしない。

生活倉庫の堀内九一郎さんや私の尊敬する福島先生に言わせれば
金融機関は金を借りるところではなく貯金する場所だそうだ。
確かにその通り

これから起業する人は公的金融機関や民間金融機関から
融資してもらうことを考える前に、まず直接融資を受ける方法を
真剣に考えた方がよい


というのが今日の私からのアドバイスである。


今日目についた記事:ワコール、顧客情報約5千人分流出…不正侵入の形跡
これだけ連日同じような報道があるのに無防備だなぁ

今日のステータス: