闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

安倍晴明と一条戻り橋

2005年11月18日 01時18分49秒 | Weblog
私が現在仕事に行っている企業さんのビルが
一条戻り橋という橋のすぐそばにある。

一条戻り橋というのは陰陽師で有名な安倍晴明にゆかりの橋だ。
晴明以外にも様々な伝説に彩られた橋で京都の中でも有名である。

浄蔵という僧が父親が重病だと聞いて熊野から駆けつけたが
とき既に遅く父親が亡くなっていた。
そこで浄蔵が橋の上で加持祈祷を行ったら生き返った、
即ちあの世から戻ってきたという。

安倍晴明は式神という手下を使って様々な事を行うのだが
その式神を置いておいたのが戻り橋の下である。
また、戻り橋の上で吉凶を占うと式神が人に乗り移り
善悪を示したという逸話がある、渡辺綱の鬼女の話も有名だ。
宮崎アニメの千と千尋の神隠しで、
ハクがゼニーバに着けられた人型の紙も一種の式神である。

また一説には戻り橋はこの世とあの世の境にあるという、
私は一時期、日本の古代の宗教に大変興味をもっていたので
陰陽道、密教、シャーマニズム、などトレビアな雑学がある。

日本には神道や仏教しかないと思っている人も多いが
民間信仰も入れると日本の古代宗教は実に多彩だ。
横溝正史の小説で有名な犬神家の一族の犬神も民間信仰の神である、
男性や女性の性器をかたどった石の彫り物や、道祖神なども
信仰の対象になっている。

また右京区にある庚申神社の庚申信仰などもある。
陰陽道はもともと中国から渡来してきたもので日本製ではない。

京都は歴史の深い都市なので、民間信仰や陰陽道など
古代の宗教の痕跡が今でも沢山あって面白い。
一条戻り橋を毎日渡る私は冥界と現世を行き来しているのだ。
私に言わせればこの世と仕事地獄の架け橋であるので
毎日現世と地獄を行き来しているのだ。

一度時間がたっぷりある時にでも、そういう古代宗教の痕跡を
見てまわりたいものだ。
できれば将来会社が軌道に乗って、私自身が成功者になれたら
お寺の一つも建立したいものだ。
まぁそこまで行かなくとも、地元のお寺に寄進できるくらいには
なりたいものである。


今日目についた記事:企業の利益最高に 内需・円安追い風 東証1部9月中間
でも中小零細企業はね・・・

今日のステータス:

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
京の雰囲気が伝わってきます (佐藤直曉)
2005-11-18 10:33:53
こんにちは、

いにしえの都の雰囲気が、なにやら伝わってきました。

一条戻り橋、いい名前ですよね。

名前はやさしいけど、この世と仕事地獄の行きつ戻りつですか。

でも、社長さんの記事、仕事極楽のように読めるときもありますよ。

時には、古人を思い、ゆかりの地に赴ける。それは京都ならでは。うらやましいですね。
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Unknown (4年目社長)
2005-11-20 00:06:13
佐藤様、コメントあがりとうございます!



もし京都におこしやしたおり、一言お声をかけて頂かはったら

京都をご案内させて頂ますえ



> 仕事極楽のように読めるときもありますよ。

私の行っていた塾の塾長は絶対地獄へ行きたいと行っていました。

何故なら、天国では暇すぎてやる気がでない。

その点、地獄のなら刺激があって毎日はらはらドキドキ

最悪の状況を好転させる為に様々な事を考えるから

とってもヤリガイもあると仰っていました。

私の場合も同じかもしれませんね

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