闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

マンネリ化した点検が悲劇を引き起こした

2012年12月02日 22時13分46秒 | Weblog
笹子トンネルで大事故がおこりましたね・・・
まだ行方不明の人がいるのでしょ? 早く助け出してあげないと。

このトンネルの9月の点検の時には異常がなかったとの報道だが、
私は、必ずその前兆はどこかにあったとモノと思いますね。

失敗学の畑村教授的に言えば、その前兆は随分前からあったのだが
マンネリ化した点検の中で、見逃した可能性があるという事です。

多分今まで大きな事故は全くなかったから、9月の点検でも見つからないだろう
そんな気持ちで点検したのではないでしょうか。

だからほんの些細な前兆も見逃していまったのだと思います。
他の同様の事故でも、殆どの場合、些細な前兆を見逃したがために
大きな事故につながっている事も少なくありませんからね。

些細な前兆は「何かしらのトラブルがあるだろう」という観点から検査した場合
発見される可能性は高まりますが、「何もないだろう」という観点から検査すると
些細な前兆は見逃されてしまうと、失敗学では述べていました。

運転免許証を持っている人は、免許取得時や更新時に一度は聞いた事があると
思いますが、「だろう」運転じゃなく「かもしれない」運転しなさいと。

「路地から人が飛び出してこないだろう」じゃなくて
「路地から人が飛び出してくるかもしれない」というやつ。

同じ20km/hで走行していても、前者と後者ではブレーキの制動距離が違う。

まぁ今回の事故とこの例では全然違うと思われるかもしれませんが
私の言いたいのは、気持ち一つで、視点が変わってくるという事。
ましてや、マンネリ化していると、かなり変な前兆があっても見逃される。

もうかなり前ですが、確か埼玉だったと思うのですが、女の子がプールの
排水溝に吸い込まれて亡くなるという痛ましい事故が起こった事を
覚えておられる方がどれだけおられるかわかりませんけど、
あの事故では、本来排水溝に吸い込まれないようにしてある柵が
ボルトで締めてなかったのが原因でした。

毎日点検していて、ボルトで留めてなかったのに気がついていながら
それが危険だとか規則に反しているとか思わなかったのは、
正に点検がマンネリ化して、そういう危険状態ですら
見逃してしまっていたから、痛ましい事故が起こってしまったんですよ。

そういう例もある事ですから、私は絶対些細な前兆が会ったのにもかかわらず
9月の点検でそれを見逃した結果、今日の大事故につながったと確信しています


今日目に付いた記事:
 ・自民19%、民主・維新13%…衆院比例投票先
  マスコミの騒ぎ方からみると意外と未来の党が少ないけど、
  バカなマスコミを尻目に、やっぱり国民は賢明ですねー。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 完全な人災ですね