闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

効果は薄い

2008年10月31日 16時05分09秒 | Weblog
今日、午前中、外出していたので、今頃ブログを更新しています。
やはり知合いの社長さん達は、金融不安からくる不景気に
かなり危機感を抱いておられますねー。
ただ、皆さん、世界恐慌の再来にはならないとのご意見でしたが。


さて、昨日、麻生さんの追加景気対策案が示されましたが
今朝のワイドショーのコメンテーターじゃないけれど、
2・3を除いては、景気対策としては中途半端で、甘いような気がしますね。
どちらかというと、景気対策というより選挙対策に近い。
また全体を見渡すと民主党の打ち出している案と被るところも多いですな、
かなり民主党の案を意識したところもあるようですし・・・。

定額給付金なんか、1・2万円もらったところで、
今の生活が楽になるわけでもないし、高速道路の利用料金の大幅引き下げでは
休日・ETC付き自家用車・首都高/阪神高速以外と大多数は恩恵にあずかれない。

住宅ローン減税だってそうだ!
これから住宅ローンを組む人が対象であり、世帯の収入に応じて
減税幅が決まるから、富裕層の減税効果はあっても
一般所得者層の減税効果は薄い上、これだけ先行き不安で
景気が冷え込んできているのに、家を買う人が沢山いるとも思えない。

一般財源化される道路特定財源のうち1兆円を地方に割り当てえるとうのだが
どうして1兆円なのかの説明も無く、地方に全く割り当てないのでもなく
全額地方に委譲するのでもなく、全く中途半端。

介護現場の待遇改善や人材確保、医療対策などもうたわれていますが
待遇改善はまだしも、どの分野でも人材不足の今、簡単に人材確保が
できるとは思いませんね。
となると、結局「少ない人数で負担は大きい⇒人材不足になる」という
負のスパイラルから抜け出す事は出来ません。

あとの対策をみると、「~強化」「~推進」「~確保」など
具体案に欠ける内容も多い、かつすぐに効果が出るような方策も少ない。
それでいて「3年後には消費税を上げます」では、
景気が回復する前に、消費税が増税される可能性のほうが高い。

本気で経済対策するつもりなら、もっと思い切った事をやらないと
中途半端な景気対策では、多額の税を投入するのに効果が薄い。
それでは、ますます冷え込むじゃないですか。

まぁ一大決心をした麻生さんの口から「3年後の消費税」という
言葉が出た時には、民主党はしめた!と思ったでしょう
まだ案なのでどうなるかわかりませんが、「3年後」と限定したのは
麻生さんにとって、マイナスになるような気がしますが。


今日目に付いた記事:
 ・日銀、0.2%利下げ 決定会合4対4、総裁が裁定
  こちらも効果がないにもかかわらず、とりあえず世界に強調するポーズだけで
  利下げを決定しましたな。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 中途半端はやらないよりクセが悪い