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ドレイン ドレイン

 えー、今日もR1男氏は試験を頑張ってます。
前日と違い、天候も落ち着いたので
本日は無事に渋谷の試験会場に到着した模様です。

03_inner【よく詰まるタンクドレンの改善レポートです】

そんなワケで。
あんまり関係ないのですが、私はバイク整備(笑

 昔からなのですが、ドレンって言われるとどうも違和感があります。
平たく言うと、drain。配水管の事ですね。
 
 
 今回は、そんなdrainのお話。
というのも、何度かblogでも書いたことがあるのですが、
CBR1000RRのタンクからの配水管は構造が不適切でよく詰まります。
正確にいうと、詰まるというか折れるというか。
パイピングが規定通りでもどうしても折れ気味になってしまいます。

 今までは、熱を加えてホースの癖をなおしたり
シフトペダル脇に出る最下端のホースの取り回しを変えて
何度となく水抜きが出来るように配慮して来ました。 

 そんな本日洗車をしていると、
どうやらタンクキャップ付近にまた水が溜まっているようです。
一応エアダスターで水を飛ばし、タンクキャップを恐る恐る開けると・・・。
あー。5ccぐらいタンクに中性洗剤溶液が入ってしまいました^^;

 こりゃたまらんという事で、ちょっと工夫をしてみます。
まずは、詰まる理由から。 
 

01_drain

 ちょっと見辛いかもしれませんが、これはタンク裏です。
実は、初期型のSC57(~'05)までとは、ドレンホースの構造が違います。
ホースの状態が適切ならより排出の効率が良くなります。
ですが、途中に儲けられたT字ジョイントの所為で
無用なテンションが掛かり、ホースが折れ曲がった結果詰まるという皮肉な状態です。

 図中の、黄色い矢印方向に
タンクキャップ付近の水や余剰ガソリンが抜けてきます。
そしてジョイントで合流し、青い矢印方向にステップ横まで落下してゆきます。

 問題は赤い矢印の先のホース。
タンクを下げると、T字のジョイントの弱い方向に力が逃げ曲がります。
従って、水道のホースを折り曲げたような格好になり詰まってしまいます。
  
  
  
 まずは手元のネジ箱を覗くと・・・。
良さそうなものを発見しました。

02_spacer

 径が4mmと6mmのステンレス製スペーサーです。
ホースの内径は7mm程度ですが、
下部ジョイントの径が丁度6mm程なので落下の心配はありません。
6mmのものをホース内に挿入し、曲がり防止の為に使用することにしました。

03_inner

 こんな感じで中に押し込みました。
 
 

03b_setup

 ちょちょいとタンクを戻し、タンクカバーを固定します。
タンクカバーが無い状態で水をかけると、
エアクリーナー上のECUにかかってしまうので組み付けてからテストです。
TANAXのタンクバッグステーを外している事はまずないので、
つるっとしたタンク周りが珍しい感じです。

04_waterout

 タンク上部から、キャップ周りに水を注いでみました。
タンクキャップ内部の水抜き穴から落下してきた水が、
無事に車体下部に放出されました。

 しっかし汚いなぁ(笑
シフトペダルなんて一度も磨いたことありませんからね^^;
勿論、ピロボールや軸には注油してはいますけれども・・・。
 
 
 
 最後に。
水の比重はガソリンより重い為、タンク最下部に溜まります。
CBR1000RRは、シート下に落とし込んだタンク下部に
フューエルポンプがついていますので、そこから水を吸わせ一緒に燃やす事に。
この辺りが、補正が十分に効く最新の電子バイクのラクな所ですね~

 暫くの暖機後、数分間出続けていた水蒸気が
マフラーから出なくなった事を確認して終了です。
ちょっとした事ですが、気になっていた事が解決したので少し気分が楽になりました^^

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コメント
 
 
 
はじめて書き込みさせていただきます。 (ヤマイヌ)
2010-04-05 12:12:20
私のものだけの不具合だと思っていました。
雨のあとの走行などでは必ずたまっていて、最近では錆があります。
今後、どうなるか怖いです。
近々にタイヤ交換するのでバイク屋さんにも見てもらおうと思っています。

ステンレスパイプは素晴らしい対処法ですね!
私も参考にさせていただきます。
 
 
 
>ヤマイヌさん ()
2010-04-06 18:15:15
初コメントありがとうございます^^

 この症状、
一度でもタンクを持ち上げた事のあるCBRならば
どなたもなりうるものだと思います。

 仰る通り、水が溜まる事で錆が浮くので
見ていてキモチのよいものではありませんよね。
暫く走ると熱と振動で飛ぶには飛ぶんですが・・・。

 中にパイプ、今も順調に作用してくれていますよ(笑
 
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