3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

不思議な夢の話 黒いダッフルコートの男

2018-12-28 15:41:33 | 日記
今朝、夢を見た。
12月の中旬に小学校時代の友人の訃報がはいり、とても悲しい気持ちでいた。
その亡くなった友人が、夢に出てきた。黒いダッフルコートを着ていた。顔がよくわからないのだが背格好は確かにその人だと思った。
顔が半分見えなくて、誰だかわからないと思いながら歩道橋をわたると、すれ違いざまにその人はこちらを向いて、僕だよという顔をしたのだった。
夢の中で、死んだんじゃあなかったか?といいながら、ああ、時を逆に行けば、生きていたころのあなたに会えるわけだから・・・とかなんとかいって、妙に納得している自分がいた。
夢のなかで、私は「時をかける少女」」になって、その人が生きていたころに戻ったのだろうか。
その人は私に伝えたいこと、何か言い残すことがあったのだろうか。

中学2年のころ?3年だったか?あるとき、あれこれ教室で二人で話していて、気がついたら夕方になっていたことがあったね。
何をそんなに夢中で話していたのか忘れてしまった。
歴史の話だったようにおもう。
随分昔のように思うが、昨日のようでもある。

人の一生は思いのほか短いのではないだろうか。
人生100年などといって長生きになったというが、100年なんてあっという間なのではないだろうか。

思いのほか早世したその黒いダッフルコートの男の冥福を祈りたい。
どんなにか遣り残したことがあっただろうと思うとやるせない。
しかしそれが人生だとも思う。やり遂げたといって最後を迎える人はいないのだろうから。

今日は寒波でひどく寒く風も強い。
バルコニーの椿は強風で倒れそうだ。窓辺に移動させよう。

歩道橋の上ですれ違ったあの男の影を追いかけてみても無駄だろう。風が強すぎて、吹き飛ばされそうになりながら、ひとり佇むのみ。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トランプの登場と世界の不安定化

2018-12-27 16:39:13 | 現代社会論
トランプがアメリカ合衆国の大統領になったとき、みな、絶望を感じた。世界が不安定になると。
中間選挙で少し痛手を受けたがそれでも何食わぬ顔でみちゃくちゃやっている。
あれから世界は明らかに不安定化している。
おまえば首だ、といって、気に入らないものは首を切る。ひどい話だ。それを正す勢力はないのか。
アメリカには良心というものはないのだろうか。頭のおかしい大統領によって、アメリカ国内だけではなく、世界が不安定になっている。それが問題である。

アメリカ国内の分断、ヨーロッパの分断、イギリスのEU離脱による不安定化。ドイツフランスさえも不安定になっている。

日本は少子高齢化でそもそも先行き不透明であり、どう転んでも目覚しい経済成長は見込めない。
人口が減っていて人手不足なので有効求人倍率を見ると景気がよいような錯覚に陥るが、どうだろう。
われわれの生活は先行きが見えず、高齢者の年金は多くなく家計は縮こまり、消費意欲は減退しつづける。
子どもが少ないのに、虐待は増え続け、子どもが傷ついている。異常事態である。

富裕な層は投資によってますます富を得、「自己努力」で高級住宅を購入し悦に入っている。
投資をすることができないものたちはつましい生活をし、不満は内面化し、ゆがんだ劣等感を育てていくのではないか。
何から手を付け、何をしたらよいのか、悩ましい。何をやっても決定打はない。

せめて政治には清廉さを求めたいが、そんなこと屁と思わない政治が行われていて絶望的である。
それを批判し正す野党も脆弱のきわみである。

アメリカもわが国も資本主義の負の側面がこれほどもまでに蔓延するとは思えなかった。
明らかに1980年代初頭以来、公平性や平等性はすべての面において自己責任論が跋扈するその影に隠れて消滅しつつある。

外国人労働者がはいってきてますます混乱する。
日本の労働者、特に非正規の労働者が護られていない状況が改善されないまま、新たに外国人労働者を入れても同じような不満がたまっていくだけである。
年の瀬に日本の行く末を憂う。
私一人が憂いてもなんの解決にはならないのだろう。それでも憂うしかない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日産 ケリー容疑者が保釈されたという ケリーの妻の泣き落としやらせ作戦か

2018-12-26 11:43:04 | 現代社会論
ケリー容疑者が保釈された。
神妙な面持ちで拘置所から出てくる映像が流される。
ケリーの妻がyou tube で夫の無実を訴えていた。
さえない雰囲気で質素な妻、専業主婦のような雰囲気を演じているようだが、ケリーの妻の仕事はWSJ関係者ではなかったか。
世論を見方につけようという魂胆が透けて見えいやな感じである。だいたい、あんな普通のセーター姿で出てくるなんて、いつも何十万というスーツを着ているはずなのに、やらせである。

夫はまじめなビジネスマンだとか病気だとか、無実だとか、言っているが、ますます怪しい。何を根拠にいっているのか、無実というなら根拠を示せといいたい。
総力をあげてルノーをまもり、なんとか罪を逃れようとしているとしかいいようがない。

ゴーンと一緒に私利私欲に走ったのではあなたの夫ではなかったか。
こんなときにビデオを使うところはさすがに広告系の人間のやることである。
われわれはだまされないぞと思う。

日産の首になった多くの労働者の生活を考えると、ケリーの妻が泣き落とし作戦をするなんて許せないのである。
何百の労働者たちの妻たちの涙のほうがずっと重いのではないだろうか。

特捜部は日本の威信をかけて、とことん追及してほしいのである。
日本がけっして悪を許す国ではないことを世界に知らしめる良いチャンスなのである。金持ちなんかに屈しないのである。金の力で真実を捻じ曲げるなんてもっとも日本人が嫌うやり方なのである。金ではないところに日本人は価値を置くのである。最近はそうではなくなったけど。

日本の司法は政府や外務省の言いなりにならず、独立し、正義のために働いているところを世界に示してほしいのである。


Kelly and Ghosn 'Believe They Didn't Break the Law,' Kelly's Wife Says
WSJ · 2018/12/19
ケリーの妻の話はyou tube で見られる。
法をやぶっていなければなんでもOK というわけではないだろうに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下町ロケット 的場の話

2018-12-26 11:07:56 | TVノート
下町ロケットが話題である。
先日最終回であった。
しかし、新春SPということでまだ来年もやるそうである。
ヒットしたので、話を引き伸ばしているのだろう。
TBSもせこい。

下町ロケットは
帝国重工と佃製作所、大企業と中小企業、山の手と下町という対立軸で描かれる。
とはいうものの、ことはそう単純ではなく、というか、実社会もそう単純な対立軸で解釈できるものではないので、納得がいかないところが多々ある。

それはそれとして、
神田正樹が的場という帝国重工の幹部として出ている。
的場は父が国立大学出のキャリア官僚で、官であることが一番であると信じている。
しかし、的場は中学入試で私立中学にいき、なんだ私立かと父から侮蔑的な言葉を投げかけられる、というシーンがある。

的場の父は、東大法学部の大蔵官僚だったのだろうか?
中学は東京教育大付属駒場(筑波大学付属駒場中=ツクコマ)から東大法学部→大蔵省、なのだろうか。

そういう親からするとツクコマでなくて私立中から、たとえば慶応中等部、慶応高校、慶応法学部は落伍者であるというのだろうね。
確かに中学受験で慶応中等部はツクコマ、開成に落ちた場合にいくところなので、残念ではある。

東京の中学受験事情は、私立が中心である。
男女ともに。

この脚本を書いている人は中学受験事情に疎いと思う。
だって、灘中学も開成中学も麻布もみんな私立だからね。
確かに、東大法学部を頂点とする官僚組織にあっては慶応?ツクコマや開成じゃあないんですね、って感じだから仕方ないだろうが。

ツクコマと開成を受かったらどっちにいくか?
それは趣味の問題、経済の問題かも。
ツクコマは国立なので、授業料が安いから。
開成も私立中のなかでは安いほうなので、それほど貧困家庭でなければ頭さえ良ければ行ける。

とまあ、東京の中学受験事情を考えると的場のお父さんは地方出身で東京の中学受験事情を知らない人だったと思えるのである。
ちなみに女子御三家はすべて私立でオウイン、JG,双葉である。これに国立系の筑波大付属と学大付属とお茶大付属が加わる。

とか何とか言いながら、結局下町ロケットを見ながら、あれこれ突っ込みを入れながら、来年の新春SPもみることになり、すっかりTBSの商戦にはまっている私なのである。

山本学が81歳になったとは・・・。山本学といえば白い巨塔の里見先生、「財前君・・・医者っていうのはね・・・」、人権派の内科医。
里見先生が殿村の親なのか、山本学とともに初々しい島田陽子が懐かしく思い出されるのである。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018.12.24 バルコニー便り クリスマスケーキの思い出

2018-12-24 17:48:29 | 日記
2018年も12月24日となりぬ。
年の瀬である。
今日の東京は雲ひとつない快晴である。
タオルケットやシーツを洗ってバルコニーに干す。
が、強風のため、大変なことになっている。強風にはためく旗である。
椿の鉢は倒れるし、ジャスミンの鉢も転がっている。


強風に抗するがごとく、我が家のタオルケットらはものすごい勢いで風に煽られながら必死に物干し竿にしがみついている。

気温は低いが強風で乾燥しているのであっという間に乾く。
気持ちがいい。

裏の道のところの銀杏や柿の木はいつの間にかすっかり落葉している。

真冬の庭は良い。
自然をこんなにも近くに感じられることは少ない。
強風のなかでもすくっとたつ椿に心惹かれる。

クリスマスになると父が毎年、娘夫婦と孫にと大きなケーキを買って持ってきてくれた。
実家のお墓参りをしてその後必ず来てくれたことを思い出す。
父が逝き、早、8年、最後にケーキを持ってきてくれたのは亡くなる1年前だったね。
この季節になると父のことを思い出す。
必ず我が家を訪問して2時間ぐらい話して、帰っていった。
今にして思えば、娘夫婦がちゃんと仲良くやっているか観察しにやってきたのかもしれない。

今日は小さなクリスマスケーキだが食べることにしよう。懐かしい父の面影をたどりながら。
カラヤンのバロック名曲集をかけるとしよう。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする