3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

下町ロケット 的場の話

2018-12-26 11:07:56 | TVノート
下町ロケットが話題である。
先日最終回であった。
しかし、新春SPということでまだ来年もやるそうである。
ヒットしたので、話を引き伸ばしているのだろう。
TBSもせこい。

下町ロケットは
帝国重工と佃製作所、大企業と中小企業、山の手と下町という対立軸で描かれる。
とはいうものの、ことはそう単純ではなく、というか、実社会もそう単純な対立軸で解釈できるものではないので、納得がいかないところが多々ある。

それはそれとして、
神田正樹が的場という帝国重工の幹部として出ている。
的場は父が国立大学出のキャリア官僚で、官であることが一番であると信じている。
しかし、的場は中学入試で私立中学にいき、なんだ私立かと父から侮蔑的な言葉を投げかけられる、というシーンがある。

的場の父は、東大法学部の大蔵官僚だったのだろうか?
中学は東京教育大付属駒場(筑波大学付属駒場中=ツクコマ)から東大法学部→大蔵省、なのだろうか。

そういう親からするとツクコマでなくて私立中から、たとえば慶応中等部、慶応高校、慶応法学部は落伍者であるというのだろうね。
確かに中学受験で慶応中等部はツクコマ、開成に落ちた場合にいくところなので、残念ではある。

東京の中学受験事情は、私立が中心である。
男女ともに。

この脚本を書いている人は中学受験事情に疎いと思う。
だって、灘中学も開成中学も麻布もみんな私立だからね。
確かに、東大法学部を頂点とする官僚組織にあっては慶応?ツクコマや開成じゃあないんですね、って感じだから仕方ないだろうが。

ツクコマと開成を受かったらどっちにいくか?
それは趣味の問題、経済の問題かも。
ツクコマは国立なので、授業料が安いから。
開成も私立中のなかでは安いほうなので、それほど貧困家庭でなければ頭さえ良ければ行ける。

とまあ、東京の中学受験事情を考えると的場のお父さんは地方出身で東京の中学受験事情を知らない人だったと思えるのである。
ちなみに女子御三家はすべて私立でオウイン、JG,双葉である。これに国立系の筑波大付属と学大付属とお茶大付属が加わる。

とか何とか言いながら、結局下町ロケットを見ながら、あれこれ突っ込みを入れながら、来年の新春SPもみることになり、すっかりTBSの商戦にはまっている私なのである。

山本学が81歳になったとは・・・。山本学といえば白い巨塔の里見先生、「財前君・・・医者っていうのはね・・・」、人権派の内科医。
里見先生が殿村の親なのか、山本学とともに初々しい島田陽子が懐かしく思い出されるのである。



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