サッチャーはいろいろあるので、評価が難しいが、DVDのなかで、デニスからのプロポーズを受けるシーンで、印象に残ったフレーズを引用する。
「あなたと結婚するわ。でも、ほかの女性のように夫に寄り添うしおらしい妻にはなれない。台所で一人さびしくお皿を洗っているような妻にもなれない。自分の人生をどう生きるかが重要なのよ。料理や掃除、子育てなんかより、大切なものがある。お茶碗を洗うだけの人生なんて。私は本気で政治をやりたいんです。」
彼女にとって、デニスとの結婚は、政治家として成功するための手段だったのだろう。
保守党のなかで未婚の女性では、社会は支持してくれない。
結婚していて、子どもがいて、はじめてまともな女性として認められる、という時代だったのだ。
しかし、料理や掃除、子育てなんかより、大切なものがある、と言い切れる大正14年生まれの女性が何人いるかと思うと、すばらしい。
今だって、家のこと、子育て、そういうのをまともにやって、初めて仕事をという風潮である。ましてや、政治に口だしするのは大変なエネルギーである。
デニス「そういう君と結婚したいんだ」
英国史上、初の女性首相を生み出すためには、デニスが必要だったとつくづく思うのである。
首相になるときに支援してくれたニーヴもなくてはならない存在だった。
そう考えるとき、女性の管理職誕生の陰には、家庭内で支援してくれる有能な夫、職場でも支援し、引き上げてくれる上司、同僚が必要だ。そして、時代の後押しも。しかし何と言っても、本人の強固な意志、これが必要である。
子育てで3年、お休みなどしていたら、本気の仕事はできないのである。
いつまでもあると思うな管理職ポストである。
「あなたと結婚するわ。でも、ほかの女性のように夫に寄り添うしおらしい妻にはなれない。台所で一人さびしくお皿を洗っているような妻にもなれない。自分の人生をどう生きるかが重要なのよ。料理や掃除、子育てなんかより、大切なものがある。お茶碗を洗うだけの人生なんて。私は本気で政治をやりたいんです。」
彼女にとって、デニスとの結婚は、政治家として成功するための手段だったのだろう。
保守党のなかで未婚の女性では、社会は支持してくれない。
結婚していて、子どもがいて、はじめてまともな女性として認められる、という時代だったのだ。
しかし、料理や掃除、子育てなんかより、大切なものがある、と言い切れる大正14年生まれの女性が何人いるかと思うと、すばらしい。
今だって、家のこと、子育て、そういうのをまともにやって、初めて仕事をという風潮である。ましてや、政治に口だしするのは大変なエネルギーである。
デニス「そういう君と結婚したいんだ」
英国史上、初の女性首相を生み出すためには、デニスが必要だったとつくづく思うのである。
首相になるときに支援してくれたニーヴもなくてはならない存在だった。
そう考えるとき、女性の管理職誕生の陰には、家庭内で支援してくれる有能な夫、職場でも支援し、引き上げてくれる上司、同僚が必要だ。そして、時代の後押しも。しかし何と言っても、本人の強固な意志、これが必要である。
子育てで3年、お休みなどしていたら、本気の仕事はできないのである。
いつまでもあると思うな管理職ポストである。