3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

女性管理職を育てるには

2013-05-13 13:47:50 | 女性の地位
日経に、活躍している女性管理職、3つの共通点という記事が載っていた。ちょっと古い記事だが。2012/9/19
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK18017_Y2A910C1000000/?df=3&nbm=DGXBZO54803360Z00C13A5000000
この記事そのものは、たいして参考にはならなかったが、少し感想を述べる。

20代の若い世代の女子は、リーダーになることも視野に入れて就活をしたりしているということである。
それはよいことである。彼女らの母親がそういうセンスで子育てをしているかが問題だとは思うが。

むしろ、問題は30代から40代の女性たちなのだそうだ。
彼女たちは、管理職になるような環境で働いてこなかったが、時代が変わり、女性も管理職として求められるようになって戸惑っているとか。確かに、この年代は女性が働くことがある程度ふつうになった世代だから、みな、結構働いているのだろう。しかし、管理職をイメージできずに、身近にモデルもなく、来た世代だ。女性はあくまでも補助的仕事を期待され、自らもそう信じている世代。

「私なんか、とても管理職などできませーん」と、逃げる世代なのだろう。実際、管理的な仕事を振ると、逃げ腰になるし、断ってくるような女性社員もいて、困ることが多い。家族に相談してからとか、子どもが受験だからとか、夫が忙しいので私が管理職になると困る・・・、いろいろな屁理屈をいってくる。

女性管理職を育てるには、小さな管理的な仕事を積み重ね自信をつけさせるしかない。
責任をとることも時にはさせなければならない。会議の中心にあって様々な意見をとりまとめ、さばいていく、そういう修羅場も経験させなければならない。とにかく、やらせればよい。できるはずなのである。チャンスを与える。

これまでは、無能な男だってやって来たし、いまだって困った男が管理職にふんぞり返っているのが常である。
この男じゃできない、無理というような仕事だってこれまで男が牛耳ってやってきた。あげくのはてに、大失敗して、トンズラ、ほっかむりしてしまうことだってあった。

そのくらいだったら女子だってやれるのだから、どんどんチャンスをやろう。

それより、女性管理職、リーダーには、高いキャリア、家庭との両立、子育て、容姿にスタイル、性格の良さが求められるというが、それが問題なのである。

女性リーダーは、非婚だってよい。結婚していて子どもがいて…きれいで気立てがよい・・・などというのは、幻想でしかないのである。希少価値を求めてはならない。そこいらに、ごろごろ女性管理職がいるようになれば、スタイルだの性格だの言っていられないのである。

男だって、とんでもない奴が管理職やっているのだ。ハンサムでもなく、スタイルも悪く、行儀も悪く、ファッションセンスゼロ、パワハラ、家ではたぶんDV夫、みたいなのが管理職をやっているのだから、女性管理職だって同じことである。

女性手帳配布しても、管理職と子育てとどっちをとるか、会社としては、管理職になってほしい。社会としては、出産してほしいのかもしれないけれどね。


コメント
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