3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

シルヴィ・バルタンのすごさ:年齢を重ねることが価値なのである

2013-02-21 00:41:55 | 現代社会論
シルヴィバルタン[昭和19年生まれ]が来日しているらしい。毎日新聞によれば、コンサートにバルタン星人が登場し、花束を渡したとか。
思い切り笑ってしまったが、その記事の最後に「若つくりなどしない、媚も売らない、年齢を重ねることを価値とする文化が生む美意識をみせつけられた」(川崎浩)と書いてあった。

そうなのだ。年齢を重ねることが価値なのである。そういう文化から我が国は程遠い。

バルタン星人が花束、最初は笑ったが、シルヴィバルタンにしてみれば、おちょくられているのだから、内心ちょっとムッとしたことだろう。

昭和19年生まれ。60代後半。
この年代は戦前生まれとはいえ、団塊の世代の上であり、新しい文化を生んだ先駆的世代である。
団塊はあまり好きではないが、そのうえの昭和17~19年生まれの人々はけっこうよい人たちである。
民主的であり、文化レベルも高い。私の周りにいる人を見る限りであるが。

そう考えるとシルヴィバルタンの歌に共感する。



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