サッカー日誌 / 2014年01月11日


続・ブラジルW杯の旅行計画


ブラジル国内航空便の異常価格
安い価格帯をブロック

★ブラジル国内便運賃の仕組み
 12月28日付けで書いた「ワールドカップ旅行計画」の続きである。
 ワールドカップ観戦ツアーの問題点は、入場券、宿泊、航空便の三つだが、このうちブラジル国内移動のための航空便が、もっとも問題である。
 ネットで調べたところでは、ワールドカップ期間中のブラジル国内航空便の運賃は異常に高い。
 なぜだろうか?
 ブラジル旅行専門の旅行社に聞いた話を紹介しよう。
 ブラジル国内航空便の運賃は、予約の時期によって区分されている。
 早い段階の申し込みの運賃は安く、満席寸前の申し込みは最も高い。
 日本でも「早期割引」はあるが、ブラジルの区分は非常に細かい。

★W杯では特別設定
 たとえば、サンパウロ~リオデジャネイロ間の運賃は、通常は座席を24に区分して売っている。
 通常は、もっとも安いのが米ドルで片道65ドルである。
 最初に申し込んだ人は、6600円~7000円程度で買えるわけである。
 しかし、売れるにつれて、つまり残り座席が少なくなるにつれて価格は上がっていく。
 満席寸前の運賃は片道517ドル、5万円以上である。
 いちばん安いものに比べて7~8倍も違う。
 ブラジルの航空会社は、ワールドカップ期間中は通常の安い価格帯をブロックして高い価格帯から売り始めた。売り切れることが確かだから、 安い価格を設定する必要はないという計算だろう。
 そういうわけで、開幕6ヵ月前に予約しても、高い価格帯でしか買えない仕組みになっている。

★今すぐ予約をお勧めする
 サンパウロ~レシフェの航空運賃は、通常は17に区分されている。普段はいちばん安い価格は片道143ドルで、いちばん高い価格は995ドルに設定されている。
 この区間のワールドカップ期間中の運賃は、中間の340ドルくらいから売り出されたらしい。予約が増えるにつれて運賃は上がる。
 レシフェは日本が第1戦を行う町である。
 1月の段階では、日本の試合の入場券を手に入れている人は、まだ少ない。しかし日本在住の日本人だけを対象にした入場券の申込み期限が2月7日である。これを過ぎると、入場券を確保できた人が予約を始めるだろう。
 そうなると運賃が上がるだけでなく、予約そのものが取れない恐れがある。
 「だからいますぐ国内便の予約はするようお勧めする」
と旅行社の人は言っていた。


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