おはようございます。
本日は道の駅やまだを経由して船越半島をぐるりと一周する予定。
本当は朝ゆっくりスタートして、今日は道の駅やまだで終了し、翌日体力を回復させてから船越半島を一周しようと思ったけど、日曜日の天気がかなり悪そうなので、1日で船越半島まで終わらせてしまうことにした。
この行程だとかなりハードスケジュールなので朝6時半に姉吉キャンプ場を出発。
朝焼けの姉吉漁港を後にして、まずは国道45号線を目指します。
キャンプ場から坂を上ると4軒ほどの姉吉集落。
民宿魹ヶ崎荘は現在休業中。
できればここに泊まりたかった。
県道41号線と合流後、山田町方面に向かって海沿いのルートをひたすら走る。
朝焼けの海がきれい。
国道45号線まではあと18km。
千鶏集落、石浜集落を通過。
毎回感心するのが、こういった半島の入り江にも小さな集落が点在していること。
ものすごい昔から代々住まれていると思うけど、ここで生計を維持していくことも大変なんだろうな、なんて毎回考えてしまう。
ようやく山田町に入る。
田老地区から重茂半島の先まで、宮古市は本当に長かった。
アップダウンのきつい41号線を走ること2時間、ようやく海まで降りてきた。
山田湾に浮かぶ牡蠣の養殖筏の光景はとてもきれい。
海の向こう側に見える半島はこれから向かう船越半島。
平坦なロードを走っていくとようやく国道45号線に合流した。
復興中の山田町中心街を右手に見つつ走っていく。
山田町の中心街はほとんど全て流されてしまい、大規模工事中。
巨大なショッピングセンターの工事も進んでいた。
中心街を抜けて織笠大橋を渡って、緩やかな登りを越えると船越半島の入り口に到着。
道の駅やまだはすぐ目の前にあるけど、ここは寄らずに船越半島に入る。
震災後復旧した牡蠣小屋を通過し、
大浦漁港の先から林道に入る。
林道の入り口では、おばあちゃんと、
「どこまで行くっけ?」
「霞露ヶ岳まで行きます」
「今日はあったけぇから気持ちいいな、気をつけてな」
という温かいやりとりもあった。
ここから霞露ヶ岳の入り口まではひたすら林道。
走ること1時間ほどで霞露ヶ岳入口、陸中海岸自然歩道の入口に着いた。
入口には看板が設置されていて船越半島のルートが書いてある。
ここから旧タブの木荘まで21kmか、長いなぁ。
ちなみにここは魹ヶ崎灯台も望める絶景スポット。
これなら山頂からも景色が望めそうで期待大。
霞露ヶ岳までは1.8km。
一気に登っていくと30分ほどで霞露ヶ岳山頂に到着。
思ったほど雪もなくて良かった。
山頂からは山田町が望める大展望。
5月にも一度登っているけど、この時は葉っぱが生い茂ってしまい展望はあまり望めなかった。
景色を楽しむなら冬の方が良いのかもしれない。
時間もないのですぐに下る。
漉磯海岸までは3kmほど。
海岸に近付くにつれて松林となり、階段状の道を下っていく。
下り途中で見えた三陸海岸の景色は絶景だった。
一気に下って漉磯海岸。
今日も波が高くて迫力のある光景。
漉磯海岸を後にして、
椎茸組合の分岐を左に曲がり、
再び自然歩道に合流。
ここから小谷鳥まで9.1km。
ここからの自然歩道は別名大釜崎自然歩道と言われていて、今回の行程で一番長いトレイル。
走り始めるとアップダウンがけっこうあってなかなか苦しい。
ようやく半島を回り込み、大槌町方面が見えてきた。
6.5kmで道路に合流。
しばらく走ると小谷鳥の漁港が見えてきた。
陸中海岸自然歩道は、この港の先から尾根を登るルートになっているのだが、さすがに工事中なので入るわけにはいかない。
しかたなく、漁港を後にして北側の林道から迂回することに。
牛転峠までの登りを歩ききり、少し下ったところにある作業道を登り尾根に出た。
さて、地形図上はこの尾根上にルートがとられているけど、どうも踏み跡程度にしか見えない。
ただ、顕著なピークを波線が通っているので地図を信じて進むことにした。
ここの尾根からは向かって左側が先ほど通ってきた小谷鳥地区、
右側が船越湾とまさに絶景。
夕日に暮れる景色が本当に美しかった。
小ピークから下ったところに道票を発見し一安心。
と思ったのもつかの間、この先すぐ分岐となり地図とにらめっこ。
この辺りのトレイルは作業道やらなんやらで結構分岐があるのでかなり迷う。
最初の分岐は右に行き、一旦下ったところで登り道が出てくるがこちらは左。
一度下りとなっている右方面に行ったら藪になってしまい引き返したのだ。
登り道を登りきると展望が開ける。
正面にタブの大島が見えたので現在地を把握することができ、しばらく下って行ったら歩道に合流した。
途中には黒焦げになった道票を発見。
後で調べてみたら、この辺りは大震災の際に田の浜地区の火災が移って山火事になったらしい。
現在はかなり伐採されてしまって当時の山火事の様子を伺い知ることはできないので、この道票は貴重な痕跡になるのかもしれない。
この道票を過ぎると道は海岸へと下って行き、なんとダイレクトに海岸に出た。
そしてこの海岸沿いの道がかなりワイルド。
おそらく震災後地盤沈下などもあって以前より低くなってしまったこともあるかもしれないけど、波が舗装路に打ち寄せてくる。
波のタイミングを見て一気に走りぬける。
舗装路もところどころ水たまりができていたので、それを踏み抜いてゴール間近で靴がずぶ濡れになってしまった。
海沿いのルートを抜けると少しトレイルに入って自然歩道の終着点、旧タブの木荘(船越園地駐車場)に到着した。
ここからは少し林道を走って荒神社を通過。
時間があればお参りしたかったけど、時間も4時を過ぎていたので道の駅やまだを目指す。
ようやく最後のロードに入り、
船越半島を抜けて道の駅やまだに到着した。
今日の行程は66km、これまでの中で一番長い行程でした。
これで明日は大槌町まで行ける目途がついたのでとりあえず一安心。
このあとテント一式をデポしている姉吉キャンプ場に戻り、2日連続で泊まらせていただいた。
重茂半島と船越半島、行程はとてもとても長いけど、山あり海あり集落ありと景色の変化に富んだ素晴らしいルート。
実際のみちのく潮風トレイルがどのようなコースをとるのかわからないけど、本当に充実した2日間だった。
本日は道の駅やまだを経由して船越半島をぐるりと一周する予定。
本当は朝ゆっくりスタートして、今日は道の駅やまだで終了し、翌日体力を回復させてから船越半島を一周しようと思ったけど、日曜日の天気がかなり悪そうなので、1日で船越半島まで終わらせてしまうことにした。
この行程だとかなりハードスケジュールなので朝6時半に姉吉キャンプ場を出発。
朝焼けの姉吉漁港を後にして、まずは国道45号線を目指します。
キャンプ場から坂を上ると4軒ほどの姉吉集落。
民宿魹ヶ崎荘は現在休業中。
できればここに泊まりたかった。
県道41号線と合流後、山田町方面に向かって海沿いのルートをひたすら走る。
朝焼けの海がきれい。
国道45号線まではあと18km。
千鶏集落、石浜集落を通過。
毎回感心するのが、こういった半島の入り江にも小さな集落が点在していること。
ものすごい昔から代々住まれていると思うけど、ここで生計を維持していくことも大変なんだろうな、なんて毎回考えてしまう。
ようやく山田町に入る。
田老地区から重茂半島の先まで、宮古市は本当に長かった。
アップダウンのきつい41号線を走ること2時間、ようやく海まで降りてきた。
山田湾に浮かぶ牡蠣の養殖筏の光景はとてもきれい。
海の向こう側に見える半島はこれから向かう船越半島。
平坦なロードを走っていくとようやく国道45号線に合流した。
復興中の山田町中心街を右手に見つつ走っていく。
山田町の中心街はほとんど全て流されてしまい、大規模工事中。
巨大なショッピングセンターの工事も進んでいた。
中心街を抜けて織笠大橋を渡って、緩やかな登りを越えると船越半島の入り口に到着。
道の駅やまだはすぐ目の前にあるけど、ここは寄らずに船越半島に入る。
震災後復旧した牡蠣小屋を通過し、
大浦漁港の先から林道に入る。
林道の入り口では、おばあちゃんと、
「どこまで行くっけ?」
「霞露ヶ岳まで行きます」
「今日はあったけぇから気持ちいいな、気をつけてな」
という温かいやりとりもあった。
ここから霞露ヶ岳の入り口まではひたすら林道。
走ること1時間ほどで霞露ヶ岳入口、陸中海岸自然歩道の入口に着いた。
入口には看板が設置されていて船越半島のルートが書いてある。
ここから旧タブの木荘まで21kmか、長いなぁ。
ちなみにここは魹ヶ崎灯台も望める絶景スポット。
これなら山頂からも景色が望めそうで期待大。
霞露ヶ岳までは1.8km。
一気に登っていくと30分ほどで霞露ヶ岳山頂に到着。
思ったほど雪もなくて良かった。
山頂からは山田町が望める大展望。
5月にも一度登っているけど、この時は葉っぱが生い茂ってしまい展望はあまり望めなかった。
景色を楽しむなら冬の方が良いのかもしれない。
時間もないのですぐに下る。
漉磯海岸までは3kmほど。
海岸に近付くにつれて松林となり、階段状の道を下っていく。
下り途中で見えた三陸海岸の景色は絶景だった。
一気に下って漉磯海岸。
今日も波が高くて迫力のある光景。
漉磯海岸を後にして、
椎茸組合の分岐を左に曲がり、
再び自然歩道に合流。
ここから小谷鳥まで9.1km。
ここからの自然歩道は別名大釜崎自然歩道と言われていて、今回の行程で一番長いトレイル。
走り始めるとアップダウンがけっこうあってなかなか苦しい。
ようやく半島を回り込み、大槌町方面が見えてきた。
6.5kmで道路に合流。
しばらく走ると小谷鳥の漁港が見えてきた。
陸中海岸自然歩道は、この港の先から尾根を登るルートになっているのだが、さすがに工事中なので入るわけにはいかない。
しかたなく、漁港を後にして北側の林道から迂回することに。
牛転峠までの登りを歩ききり、少し下ったところにある作業道を登り尾根に出た。
さて、地形図上はこの尾根上にルートがとられているけど、どうも踏み跡程度にしか見えない。
ただ、顕著なピークを波線が通っているので地図を信じて進むことにした。
ここの尾根からは向かって左側が先ほど通ってきた小谷鳥地区、
右側が船越湾とまさに絶景。
夕日に暮れる景色が本当に美しかった。
小ピークから下ったところに道票を発見し一安心。
と思ったのもつかの間、この先すぐ分岐となり地図とにらめっこ。
この辺りのトレイルは作業道やらなんやらで結構分岐があるのでかなり迷う。
最初の分岐は右に行き、一旦下ったところで登り道が出てくるがこちらは左。
一度下りとなっている右方面に行ったら藪になってしまい引き返したのだ。
登り道を登りきると展望が開ける。
正面にタブの大島が見えたので現在地を把握することができ、しばらく下って行ったら歩道に合流した。
途中には黒焦げになった道票を発見。
後で調べてみたら、この辺りは大震災の際に田の浜地区の火災が移って山火事になったらしい。
現在はかなり伐採されてしまって当時の山火事の様子を伺い知ることはできないので、この道票は貴重な痕跡になるのかもしれない。
この道票を過ぎると道は海岸へと下って行き、なんとダイレクトに海岸に出た。
そしてこの海岸沿いの道がかなりワイルド。
おそらく震災後地盤沈下などもあって以前より低くなってしまったこともあるかもしれないけど、波が舗装路に打ち寄せてくる。
波のタイミングを見て一気に走りぬける。
舗装路もところどころ水たまりができていたので、それを踏み抜いてゴール間近で靴がずぶ濡れになってしまった。
海沿いのルートを抜けると少しトレイルに入って自然歩道の終着点、旧タブの木荘(船越園地駐車場)に到着した。
ここからは少し林道を走って荒神社を通過。
時間があればお参りしたかったけど、時間も4時を過ぎていたので道の駅やまだを目指す。
ようやく最後のロードに入り、
船越半島を抜けて道の駅やまだに到着した。
今日の行程は66km、これまでの中で一番長い行程でした。
これで明日は大槌町まで行ける目途がついたのでとりあえず一安心。
このあとテント一式をデポしている姉吉キャンプ場に戻り、2日連続で泊まらせていただいた。
重茂半島と船越半島、行程はとてもとても長いけど、山あり海あり集落ありと景色の変化に富んだ素晴らしいルート。
実際のみちのく潮風トレイルがどのようなコースをとるのかわからないけど、本当に充実した2日間だった。